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耳を疑う会社の独自ルール。文具は自費購入、ゴミは持ち帰る…

昭和39年の東京オリンピックから50年、今や「クールジャパン」を声高に喧伝する国へと成長を遂げた日本で、驚くべき前時代的な因習がまかり通っている企業はまだまだあった……。思わず、耳を疑う時代遅れの会社のルールを紹介する

◆文具は自費購入、ゴミは持ち帰る。従うしかない……<待遇編>

会社 なんでも、福利厚生というのは日本企業独特の文化で、それが崩れ始めたのがバブル崩壊以降だとか。言わば、福利厚生が充実している企業のほうが“昭和的”と言えるのだが、待遇など制度そのものよりも、その受け止め方に昭和臭を醸すエピソードが集まった。

「有休であろうと、休み明けは職場に菓子折りを持っていくのが暗黙のルール」(28歳・女・教育)、「給料の前借りは当たり前。ただし、給料の3割までって決められちゃったけど」(44歳・男・土木)。

 など、昭和感満載! また、曖昧なままスルーするのも、美徳かどうかは別にしてニッポン的だ。

「名刺は、必要になったとき『今日打ち合わせがあるから5枚プリントしてください』とか、総務に申請。だから、営業の人をのぞいて誰も普段は名刺を持ってない」(32歳・女・映像)のが企業利益に結びついているかはわからない。

「お昼に食べた弁当のゴミも含め、私物ゴミを会社に捨てるのは禁止。エコのためではなく、ゴミ袋代をケチっているだけ」(42歳・男・制作)なんて決まりにも、呆れつつも、従ってしまうのである。

 また、多く寄せられたのは「文房具などは基本的に自費購入」(32歳・男・映像)という声。「備品のホチキスの針も消しゴムも蛍光ペンも輪ゴムもマジックも鉛筆も支給されるけど、なぜか、ボールペンだけは支給されない」(39歳・女・運輸)という、よくわからない決まりがまかり通るのもまた、らしいといえばらしい。

 そして、自費購入に対する不満よりも、「外国人上司が私のペンや付箋を盗んでいた」(28歳・女・広告)ことに、大きなショックを受けたりしちゃうのである。

 そう。たかが文房具、たかが会社のルールと侮ってはいけない。

 以下は、ある中堅ゼネコンで働く男性の告白だ。

「ある日、僕のいるフロア全員に総務からメールが回ってきたんです。そこには、丁寧な文面で『トイレ掃除の委託業者から使用方法が非常に汚いという苦情がきています。下痢をしないようにするか、下痢でトイレを汚したら自分で始末しましょう』と書かれていました。単価の安い仕事に追い回される状況のなか、あまりにど~でもいい話に転職を考え始めました」(36歳・男・ゼネコン)

 不信感は、小さな芽に宿る。

― 【衝撃リポート】ニッポンの会社はまだ“昭和”だった!【2】 ―




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