「日本人はいい人が多い。でも会社はお金に汚い」外国人労働者が見た日本企業のヘンな体質
外国人労働者の受け入れ問題で揺れる日本。13日、出入国管理法の改正案が衆院本会議で審議入り。改正案では、日本の“労働者不足”を背景に、これまでは高度な専門人材に限っていた外国人の就労資格を単純労働まで拡大するという。
今後は外国人労働者が増えていくことが予想される。とはいえ、日本企業で働いている外国人労働者の中には、日本企業や従業員の体質に「これは本当にヘンだよ」と疑問や憤りを覚える人も少なくない。どういうことなのか?
「10分遅刻したら給料減らすと言われた。残業を15分してもタイムカード書くなと言われる。これは本当にヘン。日本人は会社の奴隷で喜んでいるのか」
普段は温厚なインド人のラケスさん(30代・仮名)が、珍しく声を荒げる。彼は現在、都内の大手IT企業傘下会社でエンジニアとして働いているのだが、日本企業や従業員の体質に疑問を抱いており、怒りは爆発寸前だ。
「10時から仕事でも、みんな10分前にくる。その10分間も仕事してる。でもお金、会社払わない。休憩も1時間の契約なのに、みんな30分で済ませて仕事する。その30分はお金で戻してもらわないといけない、30分の残業代もらって当然。でも誰も言わない。なぜ?」
実はラケスさん、インドの国立大を卒業後にヨーロッパやアメリカ西海岸の大手IT企業で経験を積み、一昨年に来日。知人が経営するネットセキュリティ会社に勤務した後、日本人の妻と結婚。生活をより安定させるために、現在の会社に就職した。
「日本人はいい人が多い。でも会社はお金に汚い。お金をくれというと、みんな嫌な顔をする」
また、日本人の妻がいることで、日本人上司からは信じられないようなことを言われ、傷ついた経験もある。
よかったな、ずっと日本にいられて。日本人になっちゃえば? この会社でずっと働きたいなら、文句ばかりを言うな――。
「私は奥さんが好き。でも、日本にずっといようなんて思わない。仕事はどこにでもある。日本にいたいから結婚したんじゃない」
外国人労働者が見た日本企業の「ヘンな体質」
飲み会の強要や日本人妻に関するハラスメントも…
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新聞、週刊誌、実話誌、テレビなどで経験を積んだ記者。社会問題やニュースの裏側などをネットメディアに寄稿する。
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