老後はすべて「自己責任」。これがアベノミクスの本質だ
アベノミクス以来、「インフレに備えよ!」というフレーズが、絶えず耳に飛び込んでくる。給料アップの恩恵にあずかっている人はほんの一部。我々の多くにとっては物価の上昇ばかりが先行し、なけなしの給料が目減りする事態に。
さらに、円安が進む中で「外貨建て資産を持とう!」というメッセージも頻繁に聞くようになった。周りを見渡せば、株高のご利益でひと儲けした人もちらほら。そろそろ「自分も何か投資を始めないと周りに取り残されてしまうのではないか!?」という焦りを感じ始めた人も多いのではないだろうか。
「当然でしょうね。政府がそのように仕向けているわけですから」と頷くのは、投資アドバイザーの櫻井英明氏。
「アベノミクスの本質は『年金でも保険でも自分の生活は自分で守ってね。そのためのツールは用意しましたよ』というもの。個人投資家向けの非課税制度である『NISA』の年間投資枠も、’16年から大幅に拡大されます。子供版NISAの創設により、夫婦2人と子供2人の4人家族なら年間400万円が非課税に。これはアベノミクスの大サービスであると同時に、老後のための資産形成は自分で頑張ってね……というハッキリとしたメッセージですよ」
裏を返せば、自分で動かなければ将来の保証はないとも言える。老後もすべて自己責任。生きづらい世の中だなぁ……などとボヤいている場合ではない。
「国民の預貯金をリスク性資金に振り向けさせるためには、資産運用のパフォーマンス向上のための株高、そして海外資産運用のための円安が必要不可欠。だからこそ、GPIFも日銀も、一生懸命その方向に進んでいるのです」
そんなわけで、これまで投資に消極的だった人も、そろそろ重い腰を上げる時がきたようだ。しかし、世の中にはあまりにも多くの金融商品が溢れすぎている。あまり難しいことは考えたくないので、手っ取り早く「正解」を教えてくれよ!という方に代わって、2/17発売の週刊SPA!「今、買うべきマル得金融商品25」ではマネーのプロたちに意見を求めている。ぜひ、投資デビューの一助としてもらいたい。 <取材・文/週刊SPA!編集部 イラスト/犬山紙子>
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