いまや特攻服は若者ファッションの一部となっている
―[今どきヤンキーファッション考現学]―
「夜露死苦」「バリバリ」「なめんなよ」。今の40代がまだ中高生だったころ、一世を風靡したヤンキーファッションが時代を超えて流行の兆しを見せている。その背景とは?
◆特攻服は若者ファッションの一部になっていた
取材班が訪ねたのは、変形学生服や特攻服販売の最大手として有名な、岡山県玉野市の「プロス通販」。不良のバイブル的雑誌『チャンプロード』には、巻頭カラーで「アクティブな短ランは新入生にピッタリ!!」と衝撃的なキャッチコピーが入った広告が載っているが、10ページにもおよぶこのド派手でキャッチーな広告を出稿しているのが同社なのだ。
⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=831917(米澤社長と、気合の入った特攻服の数々)
「以前は複数社が特攻服を作っていましたが、廃業したりカジュアル衣料に転換したりして、現在はほぼ当社の独占状態です。売り上げは毎年、前年比アップで推移しています。卒ランについては、今年1月と2月で全国から300着以上の注文をいただいています」

- 「プロス通販」では、不要になった卒ランの買い取り、リサイクル業務も行っている
- 【硬派系】義務教育期間を終えれば、立派な大人。これから独り立ちするにあたっての悲壮な決意を述べた
- 親への感謝も男らしい
- 【感謝系】最もポピュラー。面と向かって伝えるには面映い言葉の数々を背中で語る
- 友との「絆」「仲間」「ありがとう」は必須の言葉
- 【女の世界】女の情念は海より広く谷より深い
- 昔ながらの「恋人の名前刺繍」から横文字、バラワッペンまでバラエティに富んでいる
- 【下ネタ系】シャイボーイたちは控えめな下ネタで青春の照れ隠し
- 【J-POP系】光り輝く未来へみんなを連れていくJ-POP系の詩は大人気
- 【KIDS】
- 卒園式に合わせて卒ランを作ってもらえるとは将来有望格の証し
- 両親の愛情の深さと将来への期待の大きさがそうさせる
―[今どきヤンキーファッション考現学]―
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