雑学

「児童ポルノ単純所持禁止」に出版社のバックナンバー対応は?

児童ポルノが単純所持禁止

※写真と本文は関係ありません

 7月15日から改正・児童ポルノ法が施行された。この施行の大きなポイントは「単純所持で処罰対象になる」というところだ。

 ’90年代初頭にヘアがなし崩し的に解禁されるまで、日本では成人女性の股間部分は表現不可能な領域だった。その代わりに男性たちの目を慰めていたのが、ヘアがそもそも生えていない少女のワレメを描写した写真と映像である。

 つまり、平成の世ではモロに「児童ポルノ」扱いされるコンテンツが、当時は多くの出版社から競ってリリースされていたのだ。

 そうした経緯から、出版社に勤める編集者の個人資料ロッカーや、編集部の資料室には児童ポルノが眠っているケースが少なくない。とりわけ猥褻物頒布容疑や公然猥褻での摘発事例があるなど、お上に目をつけられやすいエロ本業界では、単純所持が禁止された「7・15」を前にしてドタバタ劇が展開されていた。老舗エロ本出版社の編集者・山本誠さん(仮名・42歳)が、声を潜めて語ってくれた。

「会社からの正式な通達として、全社員に対して、児童ポルノに該当する可能性のある過去の自社出版物を廃棄するよう指示がありました。その後、会社に対して『確かに捨てました』という誓約書を提出させられました。上層部は非常に神経をピリピリさせているようですね」

 また、別の老舗エロ本出版社に勤める三浦真也さん(仮名・47歳)は、さらに戦々恐々とする。

「一時期のエロ本業界では、女子中高生の援交ハメ撮りビデオを画面キャプチャして、誌面で紹介するのが大ブームになっていたんです。だから、あの頃にその手のページを担当していた編集者の周りには“資料”が残っているはずです。かくいう私も持っているはずなんですが、今ではどこに保管しているのかわからずじまいで、捨てることもできないし、本当に怖ろしいんです」

 一般的に、編集者にはコレクション癖を持つ人間が多い。彼らの言葉には、ご禁制の品を捨てるのを惜しむ本音が見え隠れするが、いかがなものだろうか……。

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<取材・文/週刊SPA!編集部>

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