「このクラブは風営法を守ってるのか?」安心して踊るためにチェックすべき3つの項目
風俗営業法が2015年6月17日に改正し、ダンスクラブの深夜営業が条件付きで可能になった。だが、なかには風営法を守らず営業を続ける違法店も少なからず存在している。
違法店とわからずクラブに入り、その店が摘発された場合、我々利用客にもそのリスクが飛び火しかねない。何からのチェック項目を持っておくことが肝要なのは言うまでもない。
今回の風営法改正を含め、安心して遊ぶために「法律を守っているクラブ」を見分けるポイントを紹介しよう。法律を守っているクラブは営業許可書が店内の見やすい位置に貼ってあるが、混雑などから見つからない場合も多い。
そこで、営業許可書が発見できないことを前提に、見るべきポイントを3つ挙げる。
◆顔写真付きの証明書で年齢確認をしている
当然だがクラブは18歳未満は立ち入り禁止。酒・タバコを提供する場合が多いため、ほとんどのクラブは20歳以上でないと入場できない。しかし、数年前までは居酒屋同様、年齢確認が甘いクラブもあった。知らないうちに未成年にドリンクを奢っていたなんてことがないように、きちんと顔写真付きの身分証で年齢確認しているところを選ぼう。
◆床面積が学校の教室以上
風営法によれば、ダンスクラブの床面積は1室66平方メートル以上が必要。これはちょうど平均的な教室の大きさと近しい。そのため、あまりにも狭い「クラブ」は、許可を受けていない可能性がある。いわゆる「大箱」と呼ばれるところに入っておけば確実だ。
◆上映前の映画館くらいの明るさの照明(深夜営業の場合)
これが今回の風営法で、新たに加わった条件である。まだ施行前なので、今は気にしておく程度でOK。改正風営法の施行後は、0時以降(地域によっては1時。条例で延長可)営業する場合には照度が10ルクス超である必要がある。10ルクスというと、上映前の映画館の明るさに相当する。暗めの照明で深夜営業をしているクラブは要注意だ。
細かい規定は他にもあるが、主にこれら3つを押さえておけばひとまず安心だろう。 <文/此方マハ>
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