「もうやめたい…」崖っぷち漫画家が農業での自給自足生活を告白――『ぼっち村』市橋俊介の挑戦
現在、週刊SPA!にて連載中の『ぼっち村』。アラフォーにして売れない漫画家・市橋俊介が農村へと居を移し、みずから畑を耕し、近隣住民と交流し、手塩にかけて育てた野菜によって自給自足を目指す農業漫画である。
難航を極めた物件探しに、育たない農作物。過酷な自然の洗礼、野生動物との果てしなき戦い。そして、人付き合いの苦手な市橋が織りなす、近隣住民との交流……。そんな苦難やらなんやらのドタバタの記録である連載をまとめた単行本が、ついに9月2日(水)発売となった。(現在、日刊SPA!では現在第1話~第11話を無料で試し読み公開中!)
第2弾となる著者の市橋俊介氏へのインタビュー。今回は「ぼっち村を始めて心底辛かったこと」を激白!
◆「真夏の開墾は本当に死ぬかと思った!」
農業生活を送る上で絶対に必要なのは、当たり前ですが畑です。ちゃんとした畑がなければ、まともな作物を育てることも自給自足もできません。最近ではクラインガルデンなる、最初から整備された畑と住居が用意されているお手軽な田舎暮らし体験施設もありますが、3か所を渡り歩いたぼっち村は、ドコもその畑が耕作放棄地で、荒れ地の状態から始めました。
そうなると1から耕さねばなりません。そうです、開墾です。畑を埋め尽くす雑草を刈り取り、燃やし、抜き、クワを入れ、砂利や石を取り除き、腐葉土や堆肥を混ぜ込み、畝を作る……。農業活動のなかでも、この開墾が最高に肉体的に苦しいです!
⇒【写真】はコチラ nikkan-spa.jp/?attachment_id=933344
しかも一番最初の開墾は、1000年に一度の酷暑なんて言われた年の真夏に始めたこともあって、実際に死にかけました。漫画の中では描けませんでしたが、熱中症になり数日寝込み、「こんなんじゃ農業なんてとてもじゃないけど続けられん!」と、いきなり連載をやめようかと思ったほどです。
とはいえ2年で2回も引っ越ししたんで、図らずも3回も開墾することになったんですがね……。なんともムダの多いぼっち村生活です(笑)。
◆「芽が出ない! 育っても苗が全滅!! 自然の厳しさに直面……」
畑ができてもそれだけでは自給自足できません。野菜や果物を育てねばならないのですが、まず、種を蒔いてもロクに芽が出ません! 最近の品種改良された野菜種なら、わずか数十日で収穫できるものも多いのですが、ボクは珍しい作物も育てようと挑戦していたので、100粒蒔いても1つも芽が出なかったり、蒔いてから半年近くして突然芽が出てきたりと、予想外の連続でした。
また芽が出たといっても、すぐに枯れてしまったり、日照不足で育たなかったりで、畑の畝に植える前にダメになってしまうこともザラでした。
種を蒔いても、立派な苗にまで育つ確率は半分もないでしょう。
そしてようやく畑に植えられるくらいに育ち、その後も大切に育てていた苗さえ、強い日差しや大雨などの環境の変化で、突然ダメになったりするのです。このときばかりは、やっぱりメチャメチャ凹みます。台風が来たときに自分の田んぼを見に行ってしまう人の気持ちが分かりましたね……。
※次回、もっともっと辛かったエピソードを市橋氏が激白「虫、カラス、野生動物…編集部からも迷惑扱い」
<取材・文/日刊SPA!編集部>
◆「真夏の開墾は本当に死ぬかと思った!」
農業生活を送る上で絶対に必要なのは、当たり前ですが畑です。ちゃんとした畑がなければ、まともな作物を育てることも自給自足もできません。最近ではクラインガルデンなる、最初から整備された畑と住居が用意されているお手軽な田舎暮らし体験施設もありますが、3か所を渡り歩いたぼっち村は、ドコもその畑が耕作放棄地で、荒れ地の状態から始めました。
そうなると1から耕さねばなりません。そうです、開墾です。畑を埋め尽くす雑草を刈り取り、燃やし、抜き、クワを入れ、砂利や石を取り除き、腐葉土や堆肥を混ぜ込み、畝を作る……。農業活動のなかでも、この開墾が最高に肉体的に苦しいです!
⇒【写真】はコチラ nikkan-spa.jp/?attachment_id=933344
- 現ぼっち村の開墾前の畑。雑草が生い茂り、畑には到底見えない
- 左の畑を耕し、畝を作り、苗を植えて生育が始まった状態がコチラ。こうなるまでに相当な量の汗と涙が費やされているそうだ
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