意外と多い大人のウンコ漏れ体験。漏らした場合はどうやってしのぐ?
「うぅ……ク、クソが漏れそうだ……」
日常生活を送るなかで、なんの前触れもなく訪れるのが便意というものだ。フリーライターの井上キャバ男氏がこう話す。
「少しずつ屁をこいて気を紛らわせようとしていたら、勢い余ってまさかの噴射。水っぽい実がリトルこんにちは……。お気に入りのパンツを汚してしまい、捨てるハメになった経験も一度や二度ではありません」
腹痛による便意は自分でもコントロールしにくいのが厄介なところだ。じつは、記者自身もウンコを漏らした経験がある。では、なにげなく一緒に過ごしている周囲の人間はどうなのだろうか。ぶっちゃけ、ウンコを漏らしたことがあるのか聞いてみると、意外なほど“ウン漏れ”経験者が多い事実に気が付いた!
まずは、記者の実体験から。マスコミに入る前、一般企業で営業を担当していた頃の話である。
営業車に乗って外回りをしている最中の出来事だ。急に腹が痛くなってきた。どうやら、前日の夜に好奇心で食べてみた中国東北地方の延辺料理が原因らしい。慣れないカイコやマメ(腎臓)の串焼き、香辛料などが腹に合わなかったようだ。
猛烈な便意に襲われるなか、私が営業を任されていたエリアは入り組んだ狭い丘。完全な住宅街であり、周囲にはトイレを借りられるコンビニもない。小さな公園があるものの、公衆トイレすら設置されていない状況だ。このままでは3分ともたない。私は覚悟を決めた。
さいわい、私のいるエリアは人通りすらほとんどない。スーツを汚さないように車内でズボンを脱ぎ、パンツを穿いたままブツを発射したのだ。そして、クライアントに渡すために用意してあった粗品のティッシュを使い、ケツを拭き取った。
だが、不思議な高揚感があった。私は何事もなかったかのように次の営業先に向かい、契約まで勝ち取った。もちろん、ズボンの下はノーパンのままだった……。
次に、ファッション雑誌の編集部に勤務していたAさん(仮名)のエピソードを紹介したい。
「遠方で撮影をしたあと、ロケバスで帰る途中でした。思いのほか大渋滞にハマってしまい、時間も夜の10時過ぎ。モデルたちを遅くとも終電で帰さねばならない状況で、急激に腹が痛くなってしまい……。インターのトイレに寄っている時間はなく、とはいえ、高速道路を途中で降りるわけにもいかない。顔面蒼白になりながら、なんとか編集部の最寄りのコンビニまでたどり着いた。しかし、安心して席から立ち上がった瞬間でした。気が緩んで肛門が開いたのか、まさかの脱糞。当然、車中はめっちゃ臭くなるのですが『屁をこいてゴメンね〜』とクソは漏れていないことを装い、コンビニのトイレに駆け込みました。パンツはゴミ箱に捨てていきましたね」
そのほかにも知り合い5人に聞いてみたところ、3人が脱糞の経験があった。では、どのような対策をとっているのだろうか。都内で保険会社に勤める山田さん(仮名)がこう言う。
「営業まわりをしているときに、極度の緊張からなのか約束の時間の直前で腹が痛くなることが多い。初対面のお客さんに対して、いきなりトイレを借りるのも失礼なのでは、と。そこで、初めて行く街の場合、まずはトイレを探すように心掛けていますね」
本当はみんな、大人でもウンコを漏らした経験がある!?
1
2
ハッシュタグ