便意の我慢は10分が限界…「ウンコ漏れ」の悲劇は、なぜ起きてしまうのか?
―[大人の[うんこ漏れ防止ドリル]]―
過去に反響のあった週刊SPA!内の特集「大人の[うんこ漏れ防止ドリル]」を会員限定で再公開。仕事中、電車の中、デート中……時と場所を問わず容赦なく襲ってくる便意。子供時代とは違い、シャレにならない大人のうんこ漏れ問題を多角的に追究する。(初公開日2017年9月7日 情報は取材当時)
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公共トイレは足りている?課題は“誘導標識”にあり
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さらに民間トイレについても、
「防犯上の理由で貸してくれない、テナントとして入っているためにトイレがない店舗も存在しますが、近年は自治体と非常時のために普段から一般にもトイレを開放する店舗は飛躍的に増えています」という。
ちょっとした改善が奏功することも少なくないようで、「少し前までは、女子トイレに長蛇の列ができてしまうことは当たり前でしたが、高速道路などでは個数を増やしたり、状況に応じて男女用を使い分けるなどで、問題が解消されたケースもありました」。
では、なぜ“うん漏れ”の悲劇が繰り返されてしまうのか。山本氏は、「問題はトイレの場所がわからないことです。特に街中では誘導標識がきちんと設置されていないために、すぐ近くにあるトイレを見逃してしまうことが少なくないのです」と指摘する。
トイレの位置を地図上に示すアプリを見ると、すべて網羅されているわけではないが確かにたくさんのトイレを確認できる。逆に言えば、トイレが表示されない、半径400mにトイレがないゾーンは真に要注意かもしれない。
【山本耕平氏】
’55年、兵庫県出身。神戸市職員を経て、ダイナックス都市環境研究所を設立。日本トイレ協会設立メンバーとして、公共トイレ改革に尽力
取材・文/週刊SPA!編集部
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