「イクメンで愛妻家」なのに不倫を辞められない男…理由は「もったいない」!?
「イクメンで愛妻家」と聞けば、とにかく家族を大切にし、第一に思う理想的な男性という印象を持つ。しかし、そのイメージとは裏腹に、実は「イクメンで愛妻家」なのに「不倫している」という男性が多いことも残念ながら事実だ。もはや例に出すのも野暮かもしれないが、元イクメン議員の宮崎謙介氏。議員の育児休暇取得をうったえイクメンをアピールしておきながら、妻が妊娠中にも関わらず不倫していた。
「イクメン」という言葉がブームとなった当初は「育児に積極的に携わる素敵な男性」という意味で使われることが多かった。現在は共働きの世帯が増え、“男性も育児に参加して当たり前”となりつつあるので、あえて言うことで逆に非難を浴びてしまうこともある。だが、かつては会社などでも「○○さんってイクメンだから」「すてきー」というニュアンスで女子社員たちの間でも好意的に使用されていた。
この「イクメン」という言葉に加え、「愛妻家」なんてワードも追加されようものなら、その男性のイメージは急上昇することだろう。
今回話を聞いた小林博之さん(47歳・仮名)は見た目よりもかなり若々しく見えるが、決してモテそうな顔立ちではない。彼は「会社でも評判のイクメンかつ理想の夫と思われている」と自画自賛する。
「とにかく、常に会社では娘が可愛いとか、奥さんと週末デートしたとかそういう話をよくしていますし、Facebookにもそういった投稿をすることが多いですね。そのせいか、同じ部署の若い部下達からは『小林さんみたいな旦那さんと結婚した~い』なんて言われることがあります」
しかし、その本性は……20年以上不倫を繰り返す男。これまでに5人と不倫し、人妻、新入社員、友人とそのジャンルや立場もバラバラ。しかもそのうち1人との不倫は奥さんにもバレているという。
「20歳で結婚したのですが、新婚2年目のときに昔の友人と2年ほど不倫していましたね。趣味の音楽関係の集まりで『実はずっと好きだったんです』なんて言われてしまったのでつい……。だってもったいないじゃないですか。せっかく自分の事を好きな子がいるのに」
と、悪びれる様子もない。不倫中も、奥さんとは「週1回は仲良くしますよ」というから、性欲が強いのかもしれない。その根底にあるのは、若い頃モテなかったがゆえの「もったいない精神」なのだという。
これまでに多くの女性と遊んできたチャラ男系が結婚を機に一切浮気などをしなくなるのに比べ、それまでモテなかったという自覚のある男性ほど、結婚後に浮気をすることが多いのはこの「もったいない精神」ゆえだろう。
そうして不倫相手との秘密の交際と別れを繰り返し、気が付けば結婚期間はほとんど不倫相手がいる状況だという。
「30代後半まで、不倫相手は人妻や同じコミュニティの妻と共通の友人が多かったこともあり、互いにバレないように気を使う状況でした。なので、不倫の秘密は守られてきたんです。しかし、40歳になった頃に会社の新入社員に手を出してしまったときには関係がこじれ、そしてその新入社員が会社に告げ口したことでバレてしまったんです。
部署を左遷され減給にもなったことから奥さんにもバレてしまい……。奥さんは初めての不倫、しかもちょっと僕がちょっかいを出してセクハラされたと騒がれたくらいにしか伝えていないので、なんとか許してもらえました」
そんなことがあると、ヒヤっとして不倫などリスクの高い行為はやめようと思うものだが……小林さんはまた次の候補を探したのだという。なんと今はその左遷先の派遣社員の人妻と関係続行中だというから驚きだ。
なぜ「イクメンで愛妻家」なのに不倫するのか? 20年以上不倫を繰り返す男性にその心理を聞いた。
「こんな旦那さんと結婚したい!」憧れのイクメン男の正体は
「もったいない精神」のある男ほど浮気をする
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不倫研究家。何故か既婚者に口説かれる事が多いことから不倫男たちの生態と戦略について研究している。
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