『ワンピース』のルフィとウソップでわかる「自分の夢を形にする方法」
―[魂が燃えるメモ/佐々木]―
いまの仕事楽しい?……ビジネスだけで成功しても不満が残る。自己啓発を延々と学ぶだけでは現実が変わらない。自分も満足して他人にも喜ばれる仕事をつくる「魂が燃えるメモ」とは何か? そのヒントをつづる連載第182回
人気マンガ『ワンピース』の主人公ルフィには、幼い頃から「海賊になる」という願望がありました。ただ、その願望は「子供の夢物語」といった程度のもので、周囲の大人も真剣に取り合ってはくれませんでした。
そんな夢物語だったルフィの願望は、「赤髪のシャンクス」という海賊によって、現実味を帯びるようになります。ルフィは山賊とトラブルを起こし、命を落としかけたところをシャンクスに救われ、その時に「海賊としてのあり方」を体験します。
この体験によってルフィは改めて「海賊になる」と決断し、シャンクスは自分の麦わら帽子を渡して、「いつか立派な海賊になって返しにこい」と激励します。それから10年後、成長したルフィは島を出ます。
このように決断には「人物の影響」があります。誰かの言動が喜びや怒りになって決断を促す。その影響が原動力です。ルフィにとって、シャンクスの存在が原動力になっています。
『ワンピース』にはルフィと同じような過程で決断をした人物がいます。それがルフィの3番目の仲間になるウソップです。
ウソップは島を出て海賊になった父親に憧れていて、「勇敢な海の戦士になる」という願望を持っていました。しかし、その願望とは裏腹に生まれ育った島を出ることはなく、子供たちを集めてウソップ海賊団を結成し、嘘の冒険談を語って暮らしていました。
幼い頃のルフィと同じく夢物語だったウソップの願望は、島にやってきたルフィによって、現実味を帯びるようになります。ウソップのいる島にはカヤという資産家の娘がいました。このカヤを巡る陰謀を海賊のルフィが解決する過程で、ウソップは「海の男の勇敢さ」を体験します。この体験によって改めて「勇敢な海の戦士になる」と決断し、ルフィに誘われて麦わら海賊団に参加します。
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コーチャー。自己啓発とビジネスを結びつける階層性コーチングを提唱。カイロプラクティック治療院のオーナー、中古車販売店の専務、障害者スポーツ「ボッチャ」の事務局長、心臓外科の部長など、さまざまな業種にクライアントを持つ。現在はコーチング業の傍ら、オンラインサロンを運営中。ブログ「星を辿る」。著書『人生を変えるマインドレコーディング』(扶桑社)が発売中
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