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『ワンピース』のルフィはなぜ売られたケンカを買わなかったのか?

いまの仕事楽しい?……ビジネスだけで成功しても不満が残る。自己啓発を延々と学ぶだけでは現実が変わらない。自分も満足して他人にも喜ばれる仕事をつくる「魂が燃えるメモ」とは何か? そのヒントをつづる連載第210回 海賊『ワンピース』のルフィは空島編でベラミーという海賊からケンカを売られます。しかし、ルフィはその売られたケンカを買わず、自分の部下であるゾロにも「このケンカは絶対買うな」と命じました。その結果、ルフィとゾロは何発も殴られ、「ウジ虫」「臆病者」と罵られます。  ところがその後、ベラミーがモンブラン・クリケットという冒険家から金塊を奪ったことを知ると、その金塊を奪い返すためにベラミーと戦います。この時、ルフィは「おっさん達は友達だ!! だからおれが奪い返すんだ!!!」とベラミーに言い放ちます。それは空島に向かう一度きりのチャンスが、3時間後に迫る中での選択でした。  ルフィはなぜ何発も殴られて、「ウジ虫」「臆病者」と罵られた際は最後までケンカを買わず、友達が大切にしているものを奪われた時は奪い返すために戦ったのか。やる気は常に「人物の影響」によって引き出されます。「あの時、あの人が、ああ言ったから」あるいは「あの時、あの人が、ああしたから」ということがあると、人は「だから自分はこうしよう」と考えて行動できるようになります。

ルフィのお手本はシャンクス

 ルフィの選択に影響を与えたのは、海賊「赤髪のシャンクス」です。シャンクスはルフィの故郷であるフーシャ村に逗留していた際に、ヒグマという山賊からケンカを売られました。しかし、ヒグマに酒をかけられても、「腰ヌケ共」と罵られても、まともに取り合わず笑って済ませました。  ところがその後、ルフィがヒグマに殺されそうになった時は、ルフィを助けるために割って入りました。この時、シャンクスはヒグマに対して、「いいか山賊…おれは酒や食い物を頭からぶっかけられようが、つばを吐きかけられようが、たいていの事は笑って見過ごしてやる……だがな!! どんな理由があろうと!! おれは友達を傷つける奴は許さない!!!!!」と啖呵を切っています。この啖呵は空島編のルフィがベラミーに対してとった振る舞いと全く同じものです。
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この時のルフィの心情は…
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