「プロレスをゴールデンに復活させる」新日本“最狂”レスラー高橋ヒロムの野望
今年1月5日、新日本プロレスのジュニアヘビー級最強の証し、IWGPジュニアヘビー級王座を獲得した男・高橋ヒロム。昨年12月には衣装のほか私服まで撮り下ろしたスタイルブック『HIROMU BOMB!!!』も発売し、快進撃を続けるヒロム選手。唯一無二の男が持つ信念と野望とは?
高橋ヒロム選手は華のあるプロレスラーが所属する新日本プロレスでも、ひときわ派手な衣装と奇想天外な言動で、異彩の輝きを放ち続ける人気選手だ。
「よくインタビューなんかでは“コスチュームに凄くこだわってるんでしょう?”と聞かれるんですが、実は作るときのオーダーは超シンプルなんです。ただ、“とにかく色数多く派手に”とお願いするだけ。
プロレスラーというのは、一人一人がそれぞれの色を持ってるんです。“この選手だったら赤、あの選手だったら緑”みたいな。ただ、自分は決まった一色に染まりたくないという思いがある。さまざまな色を用いた極彩色のコスチュームにすることで、縛られない自由さを表現しているつもりです」
彼が“自由”にこだわるのには理由がある。
「プロレスってみんなが思っている以上に自由で楽しい世界なんですよ。それをたくさんの人に感じてほしい。やろうと思えばいくらでも自己プロデュースができるし、逆にやらないという選択肢もある。
僕はそのなかでも自由さをみんなに知ってもらう担当のつもりでいる。だから、リング上やバックステージで感情のままに暴れている姿は“高橋ヒロム劇場”なんて呼ばれることもありますし、“プロレスの放送をいつかゴールデンに復活させる”といった、まだ夢のような目標も堂々と公言する。Twitterに“次の対戦選手の攻略法”を動画でアップするなどして、ファンや相手を煽るのもその一環ですね」
ヒロム選手の自由なパフォーマンスはリング外にまで及んでいる。
「昨年の春から新日本プロレスの誰よりも先駆けて個人YouTubeを始めました。企画の内容も基本的には自分で考えています。子供の頃からオカルトが大好きだったので、月刊『ムー』とコラボしたり、“事故物件住んでみました芸人”の松原タニシさんのおうちにお邪魔してコックリさんをやったりと、本当に自由奔放にやらせてもらっていますね(笑)。
コロナ禍が落ち着いたら、挑戦できる企画の幅も広がって、さらに自由にやれると思うので今はそれが楽しみです」
異彩の輝きを放ち続ける新日本最狂プロレスラーが追い求める大いなる野望
高橋ヒロムが“自由”にこだわる理由
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