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菅田将暉&小松菜奈も。「ここぞ」の場面で“直筆”にする効果とは? 結婚、離婚、引退、謝罪etc.

 俳優の菅田将暉と女優の小松菜奈が15日、結婚したことを発表した。その方法は、SNSと所属事務所を通じて「直筆」でコメントを出すというもの。  近年、芸能人が結婚や離婚、引退や謝罪など「転機」の場面では直筆でコメントを発表することが多くなった。そもそも、なぜ「ここぞ」という場面では直筆にする芸能人が多いのだろうか。  そこで心理戦略に詳しく、『IQ150の心理戦略コンサルタントが教える秒速で人を操る心理話術』(大和書房)などの著書がある心理戦略コンサルタントの山本マサヤ氏に、直筆でコメントを書くことにより期待できる効果を聞いた。

直筆の報告をする芸能人が多い理由「手書きの方が気持ちが伝わる」

手書き

※写真はイメージです(以下同)

 芸能人は「ここぞ」という場面でコメントを直筆にする。じつは「気持ちを伝えるには手書きが効果的であることが様々な研究で明らかにされている」と山本氏は話す。 「人は書かれた文字から相手の印象や性格、能力を読み取ろうとし、相手が真剣な気持ちなのか、謝る気があるのかなどを無意識のうちに判断しているからです。 『ありがとう』という言葉をパソコンで書いた場合と手書きで書いた場合では、手書きで書いた方が感謝の気持ちが伝わるという評価がされます。逆にパソコンの文字では相手の気持ちが読み取れず、『誠意が伝わらない』と言われてしまうこともあります」(山本マサヤ氏、以下同)

デジタルの時代だからこそ、“手書き”に誠意を感じる人たち

 芸能人たちがそうした研究結果を知って直筆報告をしているかどうかは不明だが、無意識のうちに手書きの文字に「気持ち」を感じる人が多いのだろう。 「感謝や謝罪の手紙を手書きで書くと、体力的にも時間的にも労力がかかります。その労力によって相手の気持ちをおし測ろうとする人が多いことは事実です。  手書きの文字とパソコンなどで打ち込んだ文字を受け取った際にどちらの方が『感謝の気持ちを感じられるか』を評価した実験では、手書きの方が、相手のかけてくれた労力に対して感謝の気持ちが強く認識されるとしています。これを心理テクニックでは『返報性の法則』と呼びます」
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芸能人のコメントも「全文直筆」と「名前のみ直筆」がある
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インタビュー・食レポ・レビュー記事・イベントレポートなどジャンルを問わず活動するフリーランスライター。コンビニを愛しすぎるあまり、OLから某コンビニ本部員となり店長を務めた経験あり。X(旧Twitter):@KA_HO_MA

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