60歳過ぎても稼げる資格。3万円以下、10倍の人気で受講できないコースも
ビジネスマンにとって注目される「リスキリング」。仕事に役立つ知識やスキルの“学び直し”のことだが、大企業は積極的に社内研修を実施する一方で中小の薄給サラリーマンは……。今回は約3万円以下で、社内評価がアガる、老後の仕事に役立つ、そして生活が豊かになる“学び直し”の術を集めた。これで社会人偏差値を上げよう!
超高齢社会で年金も期待できないが、生涯、一企業で働き続けられるかもわからない。そんな将来への不安を打ち消すべく、老後でも稼げる資格を、産業カウンセラーのいぬかいはづき氏に聞いた。
「まず、介護・福祉関連の資格は需要が高いです。『介護は体力的にツラい』と思うかもしれませんが、実際に介護職に就かずとも介護タクシーや高齢者向けサービスを扱う会社への転職でアピールできます。
また、定年後の人気職業であるマンション管理人ですが、実はマンション管理人専門資格よりも、二級ボイラー技士などの設備系統の実際に現場で使える資格が面接時に有利に働く可能性があります」
さらに、これらの資格は公的サポートを利用すればお得に取得可能だ。
「資格取得に利用できる公的サポートは大きく2つ。1つ目は、教育訓練給付金。雇用保険の加入期間などの条件を満たせば、受講費用の20~70%が支給されます。
2つ目の公的職業訓練(ハロートレーニング)は、本人の月収、世帯年収など一定の条件のもとで、月額10万円の支給を受けつつ、訓練ができる制度。
例えば、シニア人材に有効な資格の一つ『介護職員初任者研修』は、通常受講費用が3万~8万円ほどかかりますが、職業訓練であればテキスト代だけで資格勉強ができます。ボイラー技士の資格も通常は約2万円程度の受講料と6800円の受験料が必要ですが、職業訓練を利用すれば受講料はかかりません」
これらの公的制度を使わずとも、今すぐ取得すれば、老後は安心だ。
1 介護職員初任者研修 3万~8万円⇒受講料無料に
2 ボイラー技士 約3万円⇒受講料無料に
3 フォークリフト運転者 2万~4万円⇒20%オフに
いぬかい氏が「ハローワークで常に需要がある」と言うフォークリフト運転者も、約4万円ほどの教習費が教育訓練給付制度の対象者ならば、20%の補助が受けられる
老後も稼げる!介護・福祉関連やマンション管理の資格を学ぶ
シニア人材でも需要が高い“得な資格”
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