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「半額シール貼ってよ」スーパーの“迷惑なオバさん客”、バイトが失望した先輩スタッフの対応

 客による迷惑行為が世間を騒がせている。ひとりひとりが節度ある行動を心がけることで、そういった場面を減らすことができるかもしれないが、回避できない事態もある。今回は、理不尽な思いを吐露できずに仕事を辞めてしまった今田吾郎さん(仮名・28歳)に話を聞いた。
スーパー

※画像はイメージです(以下同じ)

想像以上にハードだった職場

「高校卒業後に入社した会社が潰れてしまい、失業保険をもらい終わったあとも仕事が見つからず困っていました。そんなとき、家から少し離れたスーパーが短期アルバイトを募集していたので応募し、半年ほど働くことになったのです」  その期間に新しい職場をみつけるつもりだったが、ずっとデスクワークだったカラダには、繁忙期のスーパーは想像以上にハードだったとか。また、覚えることも盛りだくさん。これでは本末転倒だと辞めることも考えた今田さん。 「でも同僚から、バイトから正社員になった人も結構いるという話を聞き、踏みとどまりました。スーパーは自宅からほどよい距離で融通も利きそうだったので、働くにはベストな環境。あわよくば僕も社員になれるかもしれないと頑張ることにしました」

半額などのシールを貼る手伝いに

割引シール 今田さんは主に惣菜をパックに詰める仕事と掃除を担当していたが、人手が足りないときは半額などの割引シールを貼る手伝いをすることもあった。これが意外と難しく、心の折れる作業となる。 「割引シールは手動のような機械を使って貼っていくのですが、見た目とは違って意外と難しかったです。あと、半額シールを貼る前から商品をカゴに入れておいて、半額シールを貼りはじめたら『シール貼って』と近づいてくるお客さんに悩まされました」  勤めているスーパーのルールでは、“割引シールを貼る対象は、割引時間がきても売場に残っている商品のみ”。先輩たちからも、そのように指導される。そのため、「すみません、半額になる前にカゴに入れた商品は……」と、やんわり断らなければならない。
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カゴを押し付けてきたオバさん客
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フリーライター。ライフ系や節約、歴史や日本文化を中心に、取材や経営者向けの記事も執筆。おいしいものや楽しいこと、旅行が大好き! 金融会社での勤務経験や接客改善業務での経験を活かした記事も得意

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