恋愛・結婚

“60歳未満お断り”のシニア専用風俗嬢が語った、高齢者と性「80代半ばの男性は、私と会うことが生きがいに…」

 高齢者と性というテーマは、長らく真剣に語られてこなかった。しかし、高齢者が増えるに従い、徐々に性生活を謳歌する人も増え、身体や認知機能へのいい影響が紹介されるようになった。その最前線を追った!

老後の心身の健康のために「セックス」は重要

進化する[高齢者SEX]事情

※画像はイメージです

 昨年、75歳以上の人口が初めて2000万人を超え、65歳以上の高齢化率が29.0%に達した日本。  こうしたなか、厚労省は健康寿命(健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間)を延ばす取り組みを進めているが、老後の心身の健康のために重要であるにもかかわらず、積極的に語られない項目がある。それは「セックス」だ。  これまで“老後の性生活”はタブーとされてきたが、近年、そうした認識も徐々に変わりつつある。国が後押ししなくても、すでに市井ではさまざまな娯楽やサービスが提供されており、充実したものになりつつある。いったい、どんな内容で盛り上がりをみせているのか?

55歳以上しか在籍しないデリヘル「ゴーゴーばあさん」

 働く人も高齢者、利用する人も高齢者という風俗店がある。  55歳以上しか在籍しないことを謳っている東京・大塚〜鶯谷のデリヘル「ゴーゴーばあさん」には上は80代まで22人のキャストが働いており、若い男性が利用するケースも少なくないという。  熟女店のなかには87歳のキャストもおり、アラ還以上の女性たちが活躍している。
進化する[高齢者SEX]事情

「ゴーゴーばあさん」の売れっ子・いずみさん(50代)。「介護をしながら働いているので時間に融通が利くのがいいですね」と話す

「ゴーゴーばあさん」の売れっ子・いずみさん(50代)は、「介護をしながら働いているので時間に融通が利くのがいいですね」と話す。 「オープンから10年たちますが、一番長い人は開店当初から在籍しています。年齢的なこともあるので、病気や亡くなってやめた方もいます。そういうときは寂しいですね」
次のページ
高齢者向け風俗店で働く女性が語る「90歳の客」
1
2
3
おすすめ記事