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仕事の悩みが楽になる「神回答」、“怒れない人”に対するカズレーザーの答えは

「声が大きい人ばかりが得をしていてイヤになる」「答えづらい質問をされて、とっさにうまく対応できなかった」「やりたい企画をやらせてもらえない」……など、組織で働く限りは、仕事への不満や将来への不安を、多かれ少なかれ抱きがちだ。
会社員

※写真はイメージです。以下同

 4月から新しい環境で働き始めたという人たちも、そろそろ自分の適性に不安を抱いたり、職場のマイナス面が見えてきたりする時期ではないだろうか。そんな悩めるビジネスパーソンに役立つのが、「神回答」の数々である。  偉人研究家・名言収集家の真山知幸氏が、現代の最新名言をとりあげた『「神回答」大全 人生のピンチを乗り切る著名人の最強アンサー100』(小学館)では、著名人の「神回答」を8つの効能別に章分けをして解説している。そのなかから、いくつかの「神回答」を紹介しよう。

「神回答」には8つの効果がある

 これまで偉人や名言の本を数多く書いてきたが、あるときから、「名言には2種類ある」ということを考えるようになった。  一つは、「一人の思考から生み出された言葉」。そして、もう一つが「会話のやりとりから発せられた言葉」である。ネットなどでたびたび「神回答!」と話題になるのは、後者のタイプの名言ということになる。 「神回答」はその場で、即興で発せられた言葉がゆえに、物事の本質を鋭く突くこともあれば、相手に優しく寄り添ったり、また、勇気を奮い立たせたりすることもある。  神回答には8つの効能があると私は考えているが、この記事では、そのうち「視野が広がる神回答」「人間関係を円滑にする神回答」や「心が奮い立つ神回答」を、それぞれ一人ずつ挙げて、解説していきたい。

「怒れない」という悩みへの「神回答」(お笑い芸人/カズレーザー)

「怒りっぽい性格に憧れる」という人は少ないだろう。すぐに怒るような感情的な人は、仕事でもプライベートでも周囲から距離を置かれてしまうだけだからだ。  それでも「ときには怒ったほうがよいのではないか?」「自分は言われた通りに従いすぎているのでは?」と考え込んでしまうときもある。自分が軽んじられて、いつもやっかいごとを押しつけられてしまう。そう感じるときは、特にそうだ。  お笑いタレントのカズレーザーのもとにも、そんな相談が寄せられている。「ちゃんと怒れるようになりたい」という相談に対して、カズレーザーは「怒んなくてもいいんじゃないかなと思いますけど……怒らない人っていうのは重宝される」と返答。続けて「感情的なもの(物言い)」について、次のような見解を述べた。 「どんな感情であれ、どんな正義があれ、不愉快なんですよね。その表現自体が」*1 「怒れない」という悩みを持ってしまうときは、怒っている人が何かその場をコントロールしているように錯覚しがちだ。  しかし実のところ、周囲がひたすら気を遣い、内心はしぶしぶ対応しているに過ぎず、見かけほど怒れる人の思い通りにはなっていない。  怒りっぽい人のなかには「感情のコントロールができない」と苦しんでいる人もいる。そんな人からすれば「がんばっても怒れない」という人は、うらやましくて仕方がないだろう。落ち込むときほど、自分のよいところを見誤らないことだ。 〔神回答ポイント〕 自分に自信がなくなると、かけ離れたタイプの人のことを、うらやましく思いがち。だが、自分が抱えている内面の問題が、大切な個性でもあることを忘れずに。
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「即答しづらい質問」にどう対応するべきか?
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伝記作家、偉人研究家、名言収集家。1979年兵庫県生まれ。同志社大学卒。業界誌編集長を経て、2020年に独立して執筆業に専念。『偉人名言迷言事典』『逃げまくった文豪たち』『10分で世界が広がる 15人の偉人のおはなし』『賢者に学ぶ、「心が折れない」生き方』など著作多数。『ざんねんな偉人伝』『ざんねんな歴史人物』は累計20万部を突破し、ベストセラーとなっている。名古屋外国語大学現代国際学特殊講義、宮崎大学公開講座などで講師活動も行う。最新刊は『「神回答」大全 人生のピンチを乗り切る著名人の最強アンサー100』。

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