この可愛さでホントにオトコ? 女装イベント「プロパガンダ」密着レポート
毎月最終土曜日に都内某所で開催される「プロパガンダ」。日本最大の女装イベントとして名高く、多い時には約400名が来場するという。ここまで大規模な女装カルチャーのイベントは世界的に見ても、日本特有のもの。華やかな女装の世界を体感できるこのアングラなイベントの模様をレポートする。
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会場階でエレベーターの扉が開いた瞬間、さっそく取材班の目に飛び込んできたのは、オープン待ちの女装子たちだった。わかってはいたが少々面食らってしまう。出だしこそ女装子は数える程度だったが、イベントが始まり一時間ほど経ち終電が終わる頃には、フロアはすっかり人で溢れかえった。
女装と言っても落ち着いた大人っぽい服装、ハデめのギャルっぽいファッション、ゴスロリと、その趣向は様々。
いったい誰が女装で女装じゃないのか? 考えるだけヤボな気もしてくるが、客層はだいたい6割は女装子、3割は女装愛好家の男性、1割は女装愛好家の女性といった感じ。
クローズドだった女装の世界をオープンに曝け出してきた『プロパガンダ』。このイベントのために地方から、という遠征組も多く、女装家や女装愛好家たちの交流会といった面もある。
「出会い掲示板」も先月から常設されるようになった。来場者には番号付きのシールが配られるのだが、会場内の壁に張り出された掲示板にそれぞれの番号のポケットが割り当てられており、気になる人の番号のポケットにメッセージカードを入れてお近づきになれるというものだ。
物販ブースではメイクアップができたり、ネイルケアをしてくれるブースも。美容の相談にも親身になって応えてくれるようだ
11月の『プロパガンダ』は“アイドル祭り”と題し、男の娘のユニット『最先端ガールズ』、巷で話題のメンバー全員が女性芸人で構成されているAKBものまねユニット『チームG』といったアイドルたちが集結。恋愛対象もアイデンティティも様々な人たちを大いに盛り上げていた。 <取材・文/日刊SPA!取材班>
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