更新日:2017年04月26日 16:00
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20代“女性”電車運転士の悩み「鉄道マニアの対応がつらい」

 運転士や車掌、駅員と言えば高倉健の『鉄道員』よろしく男の仕事というイメージも強い。が、ここ数年、明らかに女性の運転士や車掌が目につくようになった。
運転手

※写真はイメージです

「それでも女性は少数派です。『女性に運転ができるわけがない』みたいなことを言うベテラン鉄道員も意外といます。ただ、乗務すれば1人だけですからセクハラされることもないし、困ることはほとんどないですね」  こう話すのは、大手鉄道会社で運転士を務める20代の女性。むしろ厄介なのは、勤務体系だという。 「とにかく不規則です。終電近くまで乗務して、数時間の仮眠を取ってから始発電車に乗務することも頻繁にあり、ダイヤが乱れると仮眠もまともに取れないこともある、どう考えてもお肌にはよくない仕事ですよね。すべての女性運転士や車掌に共通する悩みだと思います。一般の仕事の男性と付き合っても時間が合わずにすぐに別れちゃうし、友達も減る。それが一番キツいですね(笑)」  また、「利用者に絡まれることが男性と比べて多いような気がする」とは大手私鉄の女性運転士。 「オッサンに『これだから女はだめだ』みたいなことを言われることがよくある。それが原因で辞めたコも少なくありません」  しかし、こういったハラスメント以上につらいのが鉄道マニアへの対応なんだとか。 「女性運転士や車掌の大半は鉄道好きでもなんでもないのですが、鉄オタ女子だと思って話し掛けてくるマニアがいるんです。それだけならまだいいですが、わざと細かすぎる質問をぶつけてきて、わからないと勝ち誇ったような顔をして『勉強不足だよ、キミ』みたいなことを言うヤツらは本当にウザい!」  なかには仕事中の様子をじっと見られたり、スマホのカメラで撮影されることもあるとか。少数ながら頑張っている、女性運転士や車掌には迷惑をかけないように! 【ココがつらいよ!】 女性というだけで鉄オタ扱いされマニアに絡まれる ― 業種別[職場マイノリティ]はつらいよ ―
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