更新日:2016年07月08日 23:59
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小泉元首相、ベルギーのテロで“原発が標的”になることを予見!? 「原発即時ゼロ」を目指して

 このところ「原発即時ゼロ」を訴えて全国行脚中の小泉純一郎元首相。その“盟友”関係にあるといわれるのが城南信用金庫の吉原毅相談役だ。両者を結びつけるきっかけとなったのは、2012年4月に城南信用金庫「友の会」で行った小泉氏の講演だったという。吉原氏はこう振り返る。

各地の講演で「原発テロ」の危険性を指摘

「ベルギーのテロで原発が標的」を小泉元首相は予見していた!?

吉原毅・城南信用金庫相談役。理事長時代の2011年4月、「原発に頼らない安心できる社会へ」を発表。小泉元首相と同じ慶應大学経済学部卒

「その翌年(2013年1月)、慶応大学時代のゼミの先生で親しくさせていただいた加藤寛名誉教授が、『日本再生最終勧告 原発即時ゼロで未来を拓く』をまとめられた直後に亡くなられました。城南総合研究所の初代名誉所長を引き受けていただいたこともあって、本社でお骨を一時的に預かってお葬式をした時、小泉さんが突然来られて御線香をあげられました。  そんな縁から、城南総合研究所の2代目名誉所長を小泉さんにお願いし、快諾していただきました。それ以降、加藤先生が最後に訴えた『原発即時ゼロ』を目指して、行動をともにするようになったのです」  昨年6月に小泉氏が鹿児島で講演をしたときも、柏崎刈羽原発の再稼働を認めようとしない泉田裕彦・新潟県知事に会ったときも、そして「大間原発」の凍結を訴える工藤寿樹・函館市長を激励したときも、吉原氏は付き添っていたというのだ。 「昨年6月に泉田知事と食事をしながら意見交換をしたときは、『福島原発事故の原因解明が終わるまで再稼働をすべきではない。いまだに地震か津波か原因が特定されていない』という知事の話に対して、小泉さんは『なるほど。頑張ってください』と励ましていました。福島原発事故の原因解明なき再稼働反対について知事と意気投合したのです。  川内原発再稼働が迫っていた鹿児島での講演では、小泉さんは『日本の原発テロ対策は不十分』と指摘していました。ベルギーのテロで原発が標的になっていたことを予見していたかのような警告を発したのです。改めて『先見の明』があると感心しました。  なお、稼働していない原発もテロのリスクを抱えています。使用済み核燃料を水冷しているプールが攻撃され、その水が抜かれたらメルトダウンを起こしてしまうからです」
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日本には“銀行屋”はいても“銀行家”はいない
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黙って寝てはいられない

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偉大なる経済学者であったカトカン先生の、日本経済を再生させる最後の“カン”告

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