山本太郎&三宅洋平が小泉元首相の「原発ゼロ」に「相乗り上等」!?
街頭演説は連日多くの聴衆を集め、ネットを中心に爆発的に支持が広まっている(https://www.youtube.com/watch?v=4hnCHVuzVFI)。多くのマスコミはこのことを報道せず、固定電話中心の世論調査では三宅氏は“泡沫候補”扱いとなっている。しかし、彼らの「選挙フェス」がこれまで投票行動をしてこなかった層を掘り起こし、当選圏内に入るのでは? という見方も一部では出てきている。
そんな2人が小泉純一郎元首相の「原発即時ゼロ」への主張がこもった新刊『黙って寝てはいられない』について語り、「原発ゼロ」の分野での小泉元首相との“共闘”を宣言した。
山本:小泉さんは「日本の雇用をぶっ壊し、イラク戦争に加担した」という部分で、すごく罪を背負った人だと思います。本人にその意識があるのかどうかは別にして。でも「原発即時ゼロ」を掲げたということに関しては、素晴らしいとは思います。でも、それを本当に信じていいのか。「何かウラがあるんじゃないのか?」と思ってしまう。
三宅:僕は「原発即時停止」「廃炉ビジネスの透明化」を選挙公約に入れています。だから小泉さんがよければ「相乗り上等!」ですよ。太郎君が許してくれるのかどうかは分かりませんが。
山本:いや、でも元首相の口から「原発ゼロ」を言っていただくというのは、非常にありがたいことです。それに加えて、労働環境が破壊されていることや戦争法(安保法)についてもコミットしていただきたい。
三宅:これ、かなり衝撃的な本じゃないですか。「総理時代の原発推進は間違っていた」と認めて、さらにその過ちを正す方向に走り始めている。僕は何歳になっても「人は変われる」と信じています。「アベ政治を許さない」と下からいくら突き上げたとことで、政治は変わらない。僕らが国会に、国家予算にログインしていかなければ。今の国会は、議論がないのがいちばんの問題だと思っています。議員になったら、議員会館のドアを一つずつ叩いて、全議員と話をしたい。
山本:今回の参院選でも、安倍政権は「憲法改正」を争点隠ししているのと同じように、原発問題についても隠しています。その点、「原発が争点にならないのはおかしい」という小泉元首相の主張には賛同します。
三宅:候補者によっては「脱原発」と言っているのでは票が取れないので、だんだん言わなくなりました。もう7月10日(日)の選挙まで時間がないですが、街頭演説でも、原発のことをもっと言っていきたいと思っています。
7月10日に行われる参議院議員選挙で、東京選挙区に無所属で立候補しているミュージシャンの三宅洋平候補と、三宅氏のほとんどの街頭演説に帯同している山本太郎参院議員(生活の党共同代表)。「選挙フェス」と称する三宅氏と山本議員の「原発が参院選の争点にならないのはおかしい」という小泉元首相に同感
『黙って寝てはいられない』 日本は「原発即時ゼロ」で発展する! |
ハッシュタグ