喫煙者が“分煙強制”条例にモノ申す!
◆禁煙ファッショが日本経済をダメにする!(9)
不合理で幼稚な仕組みだ!
条例をめぐる議論が全国で進む中、意外と軽視されているのが喫煙者側の声。喫煙者団体「Go smoking友の会」会長の佐藤良一氏は、喫煙者=悪と決めつける条例に違和感を覚えると言う。
「条例の最大の間違いは、最初から喫煙環境の制限だけに重点が置かれている点。自分の健康は自分で管理するのが筋ですし、タバコ税というお墨付きを与えているのだから喫煙者数に見合った喫煙店を認めるべきで、それを無視するのは卑怯。また、過料という措置は、中途半端で幼稚です」
非喫煙者の受動喫煙の問題を言うならば、店などが喫煙の可否を明示すれば済む話。法で縛る必要は決してないと佐藤氏は主張する。
「自治体が『条例に違反した店は5万円の過料を払え』と言うなら、逆に飲食店は過料を払ってでも“喫煙可能店”でいてほしい。喫煙者たちは必ず両手を挙げてその“態度”を応援するハズです」
喫煙者たちの声は、はたして各自治体に届くのだろうか……?
取材・文/上野充昭 柴崎卓郎 撮影/難波雄史(本誌)
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