「読モだけじゃ弱い!」現役読モが語るライフプラン

’00年代初期に火がついた読モブーム。とどまるところを知らぬ増殖・進化の背景を定量的に分析してみた! ◆現役「読モ」に直撃取材!彼女たちは何を目指す?
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※画像はイメージです

 実際に読モとして活動する女性を直撃。話を聞いた。 「読モよりも、CMタレントになりたかったんです」と語るのは山下エリさん(仮名・30歳)だ。 「きっかけは知人の編集さんに声をかけられたこと。気がつくと読モとして3回ほど掲載されました。でも私はCMに出たかったので、今は読モは控えてます」  友人にも読モが多いという山下さん。活動を続ける彼女たちは、どのような将来を望んでいるのか。 「最近は人気ブロガーに移行するか、おしゃP(おしゃれプロデューサー)として企業と商品開発をするのが読モとしての花道。もしくは起業したりアナウンサーになる。そのままファッション業界でモデルとして活動するコは少数です。私はテレビに憧れがあるので、時々CMのエキストラとしても活動しています♪」  そして、自分の武器をつくるため日夜努力に励む読モも。都内在住の木村えみさん(仮名・24歳)は読モ兼DJとして活動中だ。 「“読モ”っていう肩書だけじゃ弱い。ほかにも“武器”をつくりたくてDJの勉強を必死でしたんです」  精力的に活動を続ける木村さん。気になる将来の目標を聞いてみた。 「読モとして写真で伝えつつ、DJとして楽しい空間を提供できるような“合体”したものをやりたい。エンターテイナーとしてみんなをハッピーにしたいんです」  また、「読モであること自体に意義がある」といった声も聞かれた。 「多分読モをやっていなかったら、『一日中部屋着でいいや』『今日はすっぴんでOK』って手を抜いちゃうと思うんですよね。自分に対して無頓着になっちゃう」(佐藤みきさん・仮名・29歳)  街で声をかけられ、読モ活動を始めた佐藤さん。当初はただのバイト感覚だったという。 「私は読モの中では珍しいかもしれないけど、『モデルになりたい』『あの雑誌に出たい』っていう欲が全然ないんです。でも読モであることで自分の健康や美意識も保つことができて、なによりいろんな人と出会えるのが嬉しいんです」  内に秘めたるさまざまな思い。一言で「読モ」と言っても、その形態はまさに十人十色のようだ。 ― [読者モデルの現実]ピンからキリまで!【3】 ―
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