素人が生み出す「自主制作エロ」の世界

 近年、撮影編集機材が安価になったこともあり、素人でもさまざまな写真や映像を世に出すことが可能となった。そんな流れをくみ、コスプレROMやプライベートAVといった「自主制作エロ」が隆盛だという。1月28日発売の週刊SPA!に掲載されている『[自主制作エロ]官能ガイド』では、そんな新たなムーブメントをあますことなくリポートしている。ここではその一部を紹介しよう。

コスプレ

コスプレイヤーのみーやさん。「コスROM販売は時間の許す限りやっていきたい。いつもファンの方に支えられてます!」

 今、50億円を超える市場規模といわれる自主制作のエロコンテンツ。主に一般流通せず、限られたイベント会場やダウンロードサイトで入手できるコンテンツがこれに該当する。市場が盛り上がってきたことで、昨年10月『艦隊これくしょん~艦これ~』の二次創作物が販売停止処分を通達されるなど、社会的に波紋を広げた例もあった。

『艦これ』事件で差し止められたのはコスプレイヤーの写真集が収められた「コスプレDVD-ROM、またはDVD-ROM」(通称コスROM)の成人向け18禁ダウンロード商品。コスプレイヤーの急増で、今やコスプレ衣装市場は400億円以上とも言われているが元来、コスROMは一部のコスプレイヤーのみが作成していた。だが、「低コストで制作できる環境」が整い、今ではパソコンのスキルさえあれば、誰でも簡単に作ることができるようになったという。撮影した画像をパソコンで編集し、たった一人で数百枚もの写真をROMに焼いて販売しているというコスプレイヤーも少なくない。コスプレ系撮影会を主催する「PhotoPlus」の管理者は言う。

「コスROMは’00年代後半から盛んになりましたが、今やウチの撮影会に所属しているコスプレイヤーのほとんどが制作活動をやっているため、コミケなどのある月の前は撮影会に出れるコが少なくなってしまって大変なんです」

 実際、名高い同人即売会「コミケ」でも400以上のコスROMサークルが参加。しかし、コミケ内では内容が過激すぎて発売禁止となってしまう作品が急増し、その受け皿として「コスホリック」(以下、コスホリ)というデジタル系即売会も現れた。その規模は年々拡大しており、今や約220のサークルが参加するほどの成長を遂げている。 

「参加者は男性が9割ほどで、会場内は真冬でも熱気が充満してみんな汗だく(笑)。最近はやっぱり18禁ROMのブースが人気で、そのフロアは歩けないほどの人だかりができています」(31歳・男性)

 「売れてるサークルでは1500円程度のコスROMを300枚近く売るところもある」と関係者も語るなど、一般流通の水面下で人知れず賑わいを見せているのだ。

 自主制作物の通販・ダウンロード販売を請け負うDL.Getchu.comでもコスROMの販売伸び率は年々増加。DL.Getchu.com広報担当の森崎氏は言う。

「ダウンロード版商品において、コスROMの年間販売数の伸び率は50%強。今後も推すべきジャンルだと思っています」

 そんなコスROMの中でも、俄然注目を集めているのが“エロコスROM”という過激な内容の作品。実際に、コスホリなどの即売会に参加経験があるという女性コスプレイヤーたちに話を聞いた。

「意識して露出を増やしているというのはないんですけど、露出は増えてますね。まあ好きなことをやっているだけなので抵抗はありませんよ。楽しんでやってます。私、モザイクかけるのは好きではないので、モザイクなしでどこまでエロく見せれるかっていうのを研究してるんですよ」(みーやさん)

 本特集では、ほかにも「人気コスプレイヤーたちの制作秘話」「自主制作アダルト動画の今」「藤崎ルキノインタビュー」などを掲載。一般流通では手に入らない「自主制作の今」を感じたいなら、ぜひ本特集をご一読ください。 <取材・文・撮影/週刊SPA!編集部>

週刊SPA!2/4号(1/28発売)

表紙の人/アヴリル・ラヴィーン

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