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「阿佐ヶ谷アニメストリート」オープン。声優の卵や最新技術が満喫できる

阿佐ヶ谷アニメストリート

阿佐ヶ谷アニメストリート

 3月29日、アニメファン必見の新スポット「阿佐ヶ谷アニメストリート」が、阿佐ヶ谷ー高円寺間の高架下に誕生した。通り沿いには、アニメ制作会社やコスプレ衣装メーカーらによる全16店舗が入居しており、アニメ公式グッズの販売、イベントなどが行われる。オープン初日の模様と、見応えたっぷりの注目店舗を紹介する。  まず紹介するのは、アニメ制作会社サテライトがプロデュースした声優の卵たちがスタッフを務めるカフェ「SHIROBACO」。フードやドリンクなどを提供するカフェ営業を行いつつ、ステージではアニメ上映会やトークイベントなどが開催される。 ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/613716/aast_02
SHIROBACO

SHIROBACO

 オープン初日には、声優の卵の女性スタッフが、カラフルなポロシャツ制服で慣れない対応に追われていた。注文ミスをした際も「すみません!」と可愛らしい声と困り顔で、来店客の男性は「だいじょうぶだよ」と喜んでいた。  また、同店舗は来店ごとにスタンプが押される会員システムも採用している。プロデューサーコース、監督コース、アニメーターコースから選択でき、プロデューサーであれば「制作進行→制作進行デスク→アシスタントプロデューサー→プロデューサー」へとスタンプ数によって昇格していく。来店時に「おつかれさまです。プロデューサーさん」と言われるまでには時間とお金がかかりそうだ。  つづいて紹介するのは、アニメを通して科学を体験できる「マイクロミュージアム・カフェ」。科学館などで教育プログラムを企画開発している株式会社マイクロミュージアムラボラトリーによる店舗で、500円1ドリンク付きで、非日常体験ができる。今回体験させてもらった、VRヘッドセット「Oculus Rift」は、視界を覆う広視野角とヘッドトラッキングセンサーが特徴で、装着すると別世界にいるかのようなリアリティを感じる最新ガジェット。現在は開発者向けキットが発売されているのみで、市販化はされていない。  ほかにも、アニメ制作会社マッドハウスの店舗「阿佐ヶ谷MADHOUSE」では、同社が手がけた作品の原画や絵コンテの展示、グッズの販売が行われていたほか、アニメ・マンガ・ゲーム作品の限定グッズなどが販売されるコラボカフェ「GoFa LABO」、コスプレ体験もできる「COSMENIA」など、見どころはたっぷりだ。  ちなみに、阿佐ヶ谷がある杉並区は、サンライズをはじめアニメ制作会社の多い地域としても有名。今後は施設内に、ヒューマンアカデミーも開校し、アニメ・CG業界を目指す未来のクリエイターたちが日々訪れる場所となる。アニメファン、クリエイターの新たな聖地の一つとなっていくのだろうか。 <取材・文・撮影/林健太>
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