岡山一成が語るJFLの魅力 「働く男たち」のフットボールに目を見張れ!

岡山一成選手

奈良クラブでプレーする岡山一成選手

 Jリーグと各地域リーグの間に位置し、プロ、アマ、学生がしのぎを削る日本フットボールリーグ(JFL)。数々のJクラブで活躍し、“岡山劇場”と呼ばれる試合後のパフォーマンスで知られた岡山一成選手も、JFLのチーム「奈良クラブ」に所属する選手の一人だ。

「J3昇格は逃してしまいましたが、来季に向けて勝って終わらないとダメですね。個人的には今シーズン、まだ一点も決められていないので、なんとか一点決めたい! このまま0点では終わりたくないので、絶対に決めます!」

 そう、岡山選手の所属する奈良クラブは、今年9月にJ3クラブライセンスの交付が決まり、サポーターも含めてチーム一丸となって戦ってきたのだが、11月1日のアスルクラロ沼津戦を0-1で負けてしまったために、Jリーグ入りがお預けになってしまったのだ。

 しかし、岡山選手を筆頭に奈良クラブメンバーとサポートの心は萎えておらず、11月15日(日)に迎える最終節で、奈良クラブはSP京都FCと対戦することになっている。

◆何もないところから始まり、チームと一緒にステップアップ

 今でこそ奈良クラブの一員として溶け込んでいる岡山選手だが、もともとはKリーグの浦項スティーラーズ時代にはFIFAクラブW杯で3位に入賞するなど、世界の舞台にも立った実績がある選手。はじめはいわゆる下部リーグの存在すら知らず、地域リーグやJFLはあくまでJリーグへの通過点と思っていた。しかし、次第に下部リーグの魅力にも気づき始めたという。

「奈良クラブも今はクラブライセンスをもらってJリーグ加入のチャンスが生まれましたが、創設時はグラウンドもないような状態でした。そうした何もないところから始まり、地域リーグ、JFL、そしてJリーグという一本に繋がった流れが日本サッカーにあることを意識して観てほしいですね」

 JFLの醍醐味のひとつは、そういったクラブや選手の“ステップアップ”を楽しめることだという岡山選手だが、地域リーグ時代はハングリー精神を胸に戦ってきたという。

選手とサポーターの距離が近いのもJFLの魅力

選手とサポーターの距離が近いのもJFLの魅力

「地域リーグ時代は、東京で試合があってもバスで移動とかスポンサーさんの車をお借りして移動していました。でも俺はそういう経験をしてよかったと思ってます。Jリーガーが引退して苦しむのって現役時代は周りからもチヤホヤされて、高い生活水準に慣れてしまっていることもあると思う。俺自身、Jリーグにしがみついていた部分があったと思う。そんな中、地域リーグのハングリーな環境でもまだサッカーをやりたいと思えたのは嬉しかった。

 もちろんみんな午前中練習して午後から仕事です。いくらサッカーが上手くても社会人的な振る舞いができないとダメなんです」

 選手として、そして人としても円熟味を増した岡山選手。

 彼のインタビューは本誌『週刊SPA!11月17日号』の「JFLを最高に楽しむ5つのポイント」に掲載されており、実はSPA!の読者だという岡山選手が、彼独自の「JFL=地下アイドル」論を展開している。

 11月15日には最終節のキックオフが控えており、JFLファンはもちろんながら、JFL未見のサッカーファンは必読の内容となっている。これを読んでから、昨季セカンドステージ1位ながら今年限りでのJFL退会が決まったSP京都FC対奈良クラブの関西ダービー、昨季優勝を果たしたHonda FC対FC大阪など、サッカー初心者からマニアまで楽しめる、見どころ満載の最終節をご覧頂きたい!

【岡山一成氏】
’78年、大阪府生まれ。フォワード。横浜マリノスを皮切りに、数々のクラブで活躍。韓国・浦項時代にはクラブW杯で3位入賞。’13年、当時関西1部リーグの奈良クラブに入団

取材・文/林バウツキ泰人 三本真(スタジオKEIF) 写真/奈良クラブ 撮影/小川内孝行(スタジオKEIF)

週刊SPA!11/17号(11/10発売)

表紙の人/ 新川優愛

電子雑誌版も発売中!
詳細・購入はこちらから
※バックナンバーもいつでも買って、すぐ読める!

孤独死した60代女性、“お一人様”の最期は認知症でゴミ屋敷に…

孤独死
 玄関の扉を開けると、部屋にはうずたかく廃棄物が積まれたゴミ屋敷の光景が広がっていた。独身で認知症を患っていた60代女性の「孤独死」の現場だ。  核家…

40代「逃げ恥おっさん」が気持ち悪い…ガッキーかわいいを連呼、星野源に嫉妬、正確な記述を競い合う

「逃げるは恥だが役に立つ」(逃げ恥)エンディング 恋ダンス
 現在放送中のドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)がいまネットを中心に話題になっている。  物語は、星野源演じる会社員の津崎平匡の家に新垣結衣…

連載

ばくち打ち/森巣博
番外編その3:「負け逃げ」の研究(31)
メンズファッションバイヤーMB
オーダーシャツが4980円でつくれる激安時代、プロも驚く採寸システムとは?
山田ゴメス
女子の間で秘かに流行りつつある「朝セックス」ブームは、男にとっても好都合なワケ
オヤ充のススメ/木村和久
竹原ピストルがオヤジのハートを鷲掴みする理由
フミ斎藤のプロレス講座/斎藤文彦
ブレット対ストーンコールド=序章――フミ斎藤のプロレス講座別冊WWEヒストリー第235回(1996年編)
英語力ゼロの46歳バツイチおじさんが挑む「世界一周 花嫁探しの旅
「今夜、君に恋に落ちてしまいそうだぜ」――46歳のバツイチおじさんはクサすぎるセリフをさらりと口走った
原田まりる
芸の細かさが目立った2016年地味ハロウィン
大川弘一の「俺から目線」
平穏を望む銀座ホステス・美琴――連続投資小説「おかねのかみさま」
プロギャンブラー・のぶき「人生の賭け方」
一流芸能人GACKTのギャンブルセンスをプロギャンブラーが採点
爪切男のタクシー×ハンター
チンコのような温かさで私を強くきつく抱きしめて
フモフモ編集長の今から始める2020年東京五輪“観戦穴場競技”探訪
希望の星は16歳のJK! ジャッジ次第で天国と地獄[五輪最恐の採点競技]とは?
元SKE48/SDN48・手束真知子の「フリーランスアイドル論」
アイドルはいつでも迷っているんです「集客ができない! フォロワーが少ない! 肩書きがない…」
おじさんメモリアル/鈴木涼美
「ね~え、一緒にお風呂入ろう?」リーマンショックで落ちぶれたおじさんの哀号
僕が旅に出る理由 in India/小橋賢児
北インド秘境で「宇宙に住んでいる」と実感した――小橋賢児・僕が旅に出る理由【最終回】

投稿受付中

バカはサイレンで泣く 投稿受付中
佐藤優の人生相談 投稿受付中