会議室に掘りごたつ!?意外なモチベーションUP術
【オフィス環境】
社風や会社の理念に共感できる仲間と仕事をするのが大事
社員が能力を存分に発揮するうえで、「職場環境づくり」は欠かせない要素だ。なかでも、Webサービス会社カヤックの職場環境は極めつけ。まず、会社の場所からしてこだわりがあって、オフィスを鎌倉に構えている。中に入るとなおビックリ。畳や掘りごたつの会議室、縁側のようなフリーアドレスオフィス、ベッド状の会議スペースなどに度肝を抜かれる。代表取締役の柳澤大輔氏は、「まるで見世物小屋のようですか? でも全部意味があるんですよ」と笑う。
「よく、転職の理由は半径5m以内にあると言いますよね。僕もそう思います。結局仕事って何をするかより、誰とするかが重要で、気の合う仲間と仕事したほうが、断然やる気が出ますよね。」
従って、「お互いに尊敬し合える仲間を採用することが大事」で、採用時のミスマッチをできるだけなくすことが、モチベーションUPに欠かせないんだとか。
「だからこそ鎌倉、このオフィスなんです。都心でガリガリ権力闘争したいって人はまず鎌倉には来ないでしょう。それに、役職に関係なく横並びに座るこのオフィスにも馴染めないと思います」
鎌倉ということで、和の象徴である畳や掘りごたつの会議室があるのも面白い。これなら、気分が落ち着いて新しいアイデアも出てきそうだ。
「社員は朝、サーフィンをしたりテニスをしてから出社するんです。昼間疲れたら、会議スペースで寝てる人もいますよ(笑)」
なんとも斬新で自由な社風だが、それが一つの「入社判断」になるということなのだろう。「『24時間働き、24時間遊ぶ』が僕らのコンセプト。笑顔が絶えない会社にしたいですね。ただし、モノづくりに関しては徹底的に厳しい姿勢で臨みたい」と柳澤氏は言う。このコンセプトに共感できる人が自然と集まってくるのが、最大のモチベーションアップ術のようだ。
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