兵庫県警も激怒! 神戸山口組「サインくださぁい」攻撃の笑撃度
山口組の分裂騒動から1年が過ぎた折、衝撃的な騒動が起きた。「定例会」と呼ばれる会合に出席するため、新神戸駅を降車した司忍・六代目山口組組長を待ち構えていたのは、敵対する神戸山口組の傘下組員十数名。すわ乱闘か――と思いきや、発した言葉が想定外すぎた。
「サインくださぁい!」
「サインくぅ~ださぁぁい!」
マスクをした男たちは手に色紙とサインペンを持ち、怒号スレスレの荒っぽい言葉を司組長に投げかけたのである。
挑発を受けた六代目山口組は、冷静だった。二次団体幹部が語る。
「捜査員を壁に遠くから『サインください』と言ったようですが、駅構内から出た後だったので司組長は気づかなかったそうです。指揮を執ったのは山健組の本部長と言われているが、GOを出したのは織田(絆誠・神戸山口組若頭代行)でしょう。“サイン攻撃”は司組長を侮辱するとともに、『神戸は我々のものだ』とマスコミを通じてアピールしたかったのでしょうが……あの様子を見てどう思います? 彼ら、してやったみたいな顔してましたけど……あの感性は信じられない。なにせ、向こうの親方(井上邦雄・神戸山口組組長)はニュースであの映像を見て激怒し、本部長を叱責したそうですから。織田は織田で『本部長の判断でやったこと』という態度らしく、山健組内でもサイン攻撃には異論が出ている。司組長の車がとっくにいなくなった後、最後までサイン、サインと言って興奮しながら叫んでいたのは織田に従う者だったそうですから(笑)」
1
2
【関連キーワードから記事を探す】
ヤクザ取材の裏事情。理不尽すぎるクレームに…
ヤクザ狩りでシマを横取り。関西アウトロー集団の末路
サラリーマンが200万円かけて入れ墨を消す理由「仕事で出世できないと言われたので…」
16年のヤクザ人生に終止符――組長室で交わした「極道引退」の顛末【沖田臥竜が描く文政外伝~尼崎の一番星たち】
半グレよりも稼げない…ヤクザが「メルカリ詐欺」にまで手を染めたワケ
沖縄で「天然記念物のヤドカリ」が大量に密漁される理由。昨年6月には682匹を捕獲した中国籍の夫婦が逮捕
44歳「長すぎたヤクザ人生」の先に待っていた結末。生活保護を受給するも“NPOを名乗る人物”に搾取される日々
20歳で稲川会系組員となり、35歳で破門になった男が語る「元ヤクザの意外すぎる暮らし」
暴力団から“飛んだ”48歳のその後。流転の末、日雇い暮らしに…組の人間の追跡に怯える毎日
〝華麗〟な老後生活を送る、60代元暴力団員。「ヤクザが力を失ったからこそチャンスがあった」
女子大生とパパ活したら本当は17歳だと脅され…どうしたらいい?
兵庫県警も激怒! 神戸山口組「サインくださぁい」攻撃の笑撃度
元警官から「これを公開して大丈夫なのか?」の声…映画『日本で一番悪い奴ら』が描く警察の違法捜査の実態
山口組の肥大化・分裂を招いた責任は警察にもある――元マル暴刑事が吐露
自転車でスマホをいじりながらの運転、罰金はいくら?
極道出身の作家が明かす地元・尼崎でのヤクザ人生16年「苦しいことの連続だった」
優柔不断が仇となる? 任侠界に噴出する「神戸山口組組長失望論」の深層
サラリーマンが200万円かけて入れ墨を消す理由「仕事で出世できないと言われたので…」
16年のヤクザ人生に終止符――組長室で交わした「極道引退」の顛末【沖田臥竜が描く文政外伝~尼崎の一番星たち】
抗争劇は最終局面へ…六代目山口組から見た“造反2組織”の内部事情
44歳「長すぎたヤクザ人生」の先に待っていた結末。生活保護を受給するも“NPOを名乗る人物”に搾取される日々
20歳で稲川会系組員となり、35歳で破門になった男が語る「元ヤクザの意外すぎる暮らし」
暴力団から“飛んだ”48歳のその後。流転の末、日雇い暮らしに…組の人間の追跡に怯える毎日
〝華麗〟な老後生活を送る、60代元暴力団員。「ヤクザが力を失ったからこそチャンスがあった」
暴力団関係者が話す、ホームレスを奪い合う“補助金の不正受給”の実態
優柔不断が仇となる? 任侠界に噴出する「神戸山口組組長失望論」の深層
抗争劇は最終局面へ…六代目山口組から見た“造反2組織”の内部事情
ヤクザの家族が直面する壁…潔癖主義の社会で「ここまで追い込まれるなんて」
「早晩、消滅するだろう」…六代目山口組系幹部が語る“第三の山口組”の行く末
組織を辞めた“ダメ”ヤクザのその後…カタギになるも「チンピラはチンピラにしかなれない」
この記者は、他にもこんな記事を書いています