恋愛・結婚

女子大生とパパ活したら本当は17歳だと脅され…どうしたらいい?

―[修羅場の突破術]―
平穏な日常にある日突然“修羅場”が訪れる。見て見ぬフリをしているだけで、誰もが常にそんなリスクと隣り合わせで生きている。痴漢冤罪、美人局、ネットストーキングetc. 一寸先は闇、人生の落とし穴にハマったとき、生還できるかどうかの分岐点はどこにあるのか? 修羅場を突破する秘策がここにある! 今回はパパ活でトラブルにあった男性を取材した。

パパ活で「上玉をツモった」と歓喜していたら、年齢詐称。大金をゆすられる

●三島祐治さん(仮名・37歳)/貿易商社  女子大生が好きで、SNSやマッチングアプリでパパ活をしていました。すると、ツイッター経由で19歳の超タイプの女子大生と会うことになったんです。当日は大奮発し、そのままホテルへ。  ところが数日後、見知らぬ番号から電話があり、「彼女のツレやけど17歳やで。無理やりされたって泣いとる。警察に行くことになる」と。恐ろしくて言われるまま50万円を振り込みましたが、証拠が残っていてまた恐喝されないかと不安で仕方ありません……。 修羅場の突破術===  マッチングアプリなどネット上で出会いの場が広がり、巻き込まれるリスクが増大しているのが「美人局」だ。特に、18歳未満に対する児童買春での恐喝がもっとも典型的なパターンとは弁護士の岡野武志氏。 「18歳以上への援助交際ならば買春で違法性はあるものの、刑事罰はありません。しかし、児童買春となると話は別。相手もそれがわかっているから、警察沙汰をちらつかせて脅しにかかります」
修羅場の突破術

岡野武志氏

 もし本当に女性が18歳未満で、警察に訴えられたら身の破滅。なんとかカネで解決しようと、事例のように言い値を支払ってしまいそうになるが……。 「初犯の児童買春の罰金は50万円程度になることが多く、職場や家族にバレる可能性もある。しかし、お金を払えば、また追加の請求がくる。一番いいのは『無視する』ことです。そもそも本当に18歳未満なのか不明ですし、美人局は基本的にカモを探している。架空請求と同じで、焦って支払ってくれる人がターゲット。コンビの男も警察に駆け込んだり、裁判を起こしてまで追いかけません」  一方、相手が18歳以上の場合は、まずは警察に相談すべきと岡野氏。 「民事になるので、すぐに事件として取り扱ってはくれませんが、相談として履歴が残る。これがあると、いざ脅迫、恐喝に転じたときに強いカードになる。相談したときに担当者の名刺をもらっておけば、よりスムーズです」  とはいえ、美人局被害を回避する最良の方法は「美女が近寄ってきたら警戒すること」だという。 「遭遇したことのない美女からアプローチされる、いわゆる“モテ期”なんて存在しません。酔わせて勘違いさせて詐取するのが手口。『モテ期到来!』なんて、カモがネギを背負ってるだけです」

<美人局の突破術>

1:18歳未満だと脅された場合は、カネを支払わずに無視する 2:女性が18歳以上の場合は、警察に相談し、担当者の名刺をもらう 3:人生に「モテ期」など存在しない。美女からアプローチされたら警戒 【岡野武志氏】 弁護士。アトム法律事務所代表。お笑い系社会派ユーチューバーとしても活動。著書に『ユーチューバーはじめての法律相談所』(デザインエッグ社) <取材・文/週刊SPA!編集部>
おすすめ記事