32年前の日本一投手・北別府学が明かす「今年の広島カープを強くしたもの」とは?
広島カープが今年、ペナントレース、CSとぶっちぎりの強さを発揮できたのもファンの後押しが大きく、2014年に「カープ女子」が話題になったことも、「結果的に球団を強くすることに一役買った」と北別府氏は話す。
「新球場になってゲームが見やすくなりましたし、今までにないさまざまな野球の楽しみ方を可能にしたことは大きかった。これによって、従来のカープファン以外の新しいファンを獲得できたわけですから。焼酎と一緒で(笑)、女性のお客さんを開拓しなければ、パイは大きくなりませんからね。『カープ女子』が初めに盛り上がったのは東京かもしれませんが、球団も上手に乗った。交通費を球団が負担して、貸切の新幹線で東京の『カープ女子』を招待したりと、営業努力が実ったのでしょう。リーグ優勝まで25年かかりましたが、この間の低迷はFAで主力選手が退団していったことも大きく影響している。ただ、だからこそ、FAで阪神に移籍した新井貴浩を寛大な対応で再び迎え入れた球団の決断が、今の勢いに繋がっているんじゃないかと思います」
セ・パ両リーグの中でも「年俸総額最下位」であり、カネをかけられないゆえ長らく「地味」なイメージも強かったが、赤字を埋めてくれる親企業を持たない「市民球団」でありながら、広島カープは40年連続の黒字経営を続ける「超」のつく優良企業でもある。
球団の地道な努力が実を結ぶのか? 32年前の美酒の味を知るOBたちも、今回の日本シリーズに熱い視線を送っている。 <取材・文/日刊SPA!取材班>
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