“金の卵”ロッキー・メイビアがデビュー ――フミ斎藤のプロレス講座別冊WWEヒストリー第236回(1996年編)
1972年生まれのメイビアはこのとき、まだ24歳の若さで、ライトブルーのショートタイツと白のリングシューズを身につけ、ヘアスタイルは全体を短く刈り込んで頭のてっぺんだけをやや伸ばした“パイナップル型”。サモアの民族衣装をイメージさせるリングコスチュームを愛用していた。
“ストーンコールド”スティーブ・オースチンはこの日、ブレット・ハートとシングルマッチで対戦。メイビアがイリミネーション・マッチでほんのちょっとだけ顔を合わせたトリプルHはすでにインターコンチネンタル王座を保持。3年後の“空前のWWEブーム”のキーパーソンズとなる登場人物たちが顔をそろえはじめていた。
ロッキー・メイビアとはもちろん、のちのザ・ロック様のことである。しかし、ロッキーがザ・ロックに変身し、“イフ・ユー・スメル――If you smell”のキャッチフレーズをひねり出すにはまだほんのちょっとだけ時間が必要だった。(つづく)
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文/斎藤文彦 イラスト/おはつ
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