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ザ・ロックがWWE世界王座奪取@サバイバー・シリーズ――フミ斎藤のプロレス講座別冊WWEヒストリー第304回(1998年編)

サバイバー・シリーズ

ロック様が“サバイバー・シリーズ”でついにWWE世界ヘビー級王座を獲得!いよいよロック様の時代がスタートしたのだった(写真は「サバイバー・シリーズ」PPVオフィシャル・ポスターより)

 “ザ・ロック”ロッキー・メイビアが初めてWWE世界ヘビー級王座を手にしたのは11.15“サバイバー・シリーズ”だった(1998年11月15日=ミズーリ州セントルイス、キール・センター)。

 この年の“サバイバー・シリーズ”のテーマは、ビンス・マクマホンの謀略で空位となったWWE世界王座の新王者決定トーナメント(13選手出場)。トーナメント出場メンバーが13選手と奇数になっていたのは、左ヒザの故障で欠場したトリプルHの代打として“悪の首脳部”のボディーガード的立場にあったビッグ・ボスマンがトーナメント1回戦2試合に強行出場したためだった。

 “大本命”とされていたロックは1回戦、2回戦、準決勝でそれぞれボスマン、ケン・シャムロック、アンダーテイカー(反則勝ち)を下し、順当にトーナメント決勝戦に勝ち上がった。

 いっぽう、ベルト奪回を狙う前王者の“ストーンコールド”スティーブ・オースチンは1回戦でボスマンを退け、2回戦は不戦勝(Xパック対スティーブン・リーガルのトーナメント1回戦が両者リングアウトのドロー=両者失格)、準決勝ではマンカインドと対戦した。

 ストーンコールド対マンカインドのトーナメント準決勝は、試合途中から急きょレフェリーをつとめたシェーン・マクマホンがフィニッシュにつながる重要なシーンに介入。ストーンコールドが十八番スタナーをマンカインドに決めてフォールの体勢に入ると、シェーンはカウントを拒否してストーンコールドに対して中指を突き立てた。

 父ビンスに反旗をひるがえしていたはずのシェーンは、いつのまにか“悪の首脳部”の軍門に下っていた。これがこの日の最初のサプライズだった。

 ストーンコールドはビンスの側近、サージャント・スローターとジェリー・ブリスコのイス攻撃で不覚のフォール負けを喫し、意外にもあっけなくトーナメントから姿を消した。

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ロック対マンカインドのトーナメント決勝戦は…

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