更新日:2022年08月19日 10:01
ニュース

トランプ大統領の誕生は“SNSメディアの無血革命”だ【作家・経済評論家 渡邉哲也】

選挙活動をすればするほど支持者を減らしたクリントン氏

⇒【資料】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1260045
貧者の一票

アメリカ大統領選の結果(出典:NHK)

 アメリカ大統領選で両陣営が使う資金は、5000億円に上ると言われ「お金がなければ選挙に勝てない」というのが実態だ。そのため、アメリカの政治家は必然的にお金の方を向いた政治を行わざるを得ないわけで、トランプ氏の対抗馬だったクリントン氏は「ウォール・ストリートから多額の献金を得ていたため、グローバリズムによる弊害を否定できなかった」と渡邉氏は語る。 「CNNやニューヨークタイムズといった大手メディアは、リベラル系メディアと言われ、グローバリズムの推進役を担ってきました。クリントン氏はこれらのメディアを利用し、トランプ氏のネガティブキャンペーンを展開したわけです。しかし、そもそも多くのアメリカ人にとって『グローバリズム=諸悪の根源』なわけで、クリントン氏がネガティブキャンペーンを展開すればするほど、逆にトランプ氏の票を呼び込むことになったわけです」  つまり、多数派だった大衆の声が報道されることがなかったのは、大手メディアによる情報操作だったが、裏事情を知っていた大衆には、まったくの逆効果だったというわけだ。  しかし、トランプ氏が大統領選に勝利したのは、この“自滅キャンペーン”だけが理由ではない。渡邉氏は「ツイッターをはじめとするSNSメディアの活用も勝因の一つだった」と続ける。 「先日も、無人水中探査機を奪った中国を批判するツイッター投稿がニュースになりましたが、トランプ氏は選挙中も、テレビや新聞といった既存のメディアを利用せず、ツイッターを利用し、自らの言葉を発信しました。テレビや新聞には、いまだ大きな影響力がありますが、反面、情報が操作される可能性もあります。逆に、ツイッターで発せられる直接語りかける言葉は、時に乱暴で誤解を招くこともありますが、それこそが本音であり、そこに裏表はありません。こういったことも、既存のメディアに不信感を持つ人たちから支持を勝ち得た理由の一つなんじゃないでしょうか」  かつてCNNが「アメリカの民主政治は、ワシントンのエリートに牛耳られている」と非難していたが、いつの間にか自分たちもその一部になってしまったというのは、いかにも皮肉な出来事だ。
次のページ right-delta
“声なき大衆の声”と「第4の権力」の台頭
1
2
3
貧者の一票 グローバル経済の崩壊と連鎖する無血革命

世界は革命期に突入した!



【アマゾンキャンペーン実施中】
◎キャンペーン期間
2016年12月22日(木)12:00~2016年12月27日(月)12:00の間

◎特典内容
Amazonにて渡邉哲也著「貧者の一票」をご購入されたお客様全員に、キャンペーン特典音源として
「2017年 世界経済と無血革命 今後の予測」
FILE 001「2016年世界情勢総括」10分
FILE 002「2017年世界情勢予測」9分
FILE 003「レッドパージ考察」14分
を差し上げます。

Amazonにて「貧者の一票」をご購入後、下記の特設サイトにて
・氏名
・メールアドレス
・Amazonで購入した時に発行された17桁の注文番号
をご入力の上、送信ボタンを押してください。
https://reg26.smp.ne.jp/regist/is?SMPFORM=nek-ndoem-bf56ff007a3e361020ae3187c0de9457

送信していただいたメールアドレスにダウンロードURLをお送りします。
※本キャンペーンは、Amazonとは一切関係がございません。Amazonへのお問い合わせはお控え下さい。また、音源ファイルはMP3形式となります。スマホ、PCなどお持ちの再生機でご視聴ください。

◎渡邉哲也公式サイト
http://www.watanabetetsuya.info
おすすめ記事