更新日:2022年08月19日 10:01
ニュース

トランプ大統領の誕生は“SNSメディアの無血革命”だ【作家・経済評論家 渡邉哲也】

既存メディアを監視する「第4の権力」の台頭

貧者の一票

ドナルド・トランプ氏の公式ツイッターより

「今回の大統領選は、トランプ氏とクリントン氏の戦いだったわけですが、見方を変えれば、新しいメディアと古いメディアの戦いであったとも言えます。さらに言えばトランプ氏の勝利は、政治権力を監視する『第3の権力』であったはずのテレビや新聞の凋落と、ツイッターをはじめとするSNSによる『第4の権力』の台頭を意味するのではないでしょうか。実際、『第4の権力』の影響力は目に見えて大きくなっていて、世界中で“声なき大衆の声”が政治を動かすようになっています」  たしかにアメリカ大統領選だけでなく、英国のEU離脱に、朴槿恵大統領の糾弾と、これらの出来事はSNSを通じて拡散、共有された結果、大きなうねりとなった。今、世界中でグローバリズムの影響で貧しくなった大衆の不満が鬱積している。こういった不満の矛先が、時の施政者に向けられ、政治を動かす大きなパワーとなっているということだろう。 「ややオーバーな言い方をすれば、これらの出来事は“無血革命”です。トランプ氏は、SNSを利用し大衆を味方につけたことで勝利を手にしましたが、これらのメディアが『第4の権力』であることを忘れると、今後思わぬ痛手を食らうかもしれません」  裏表のない発言は、共感も呼ぶが、反感も呼ぶ。ちょっとしたことで、それこそオセロのようにすべてがひっくり返ってしまうのが、大衆世論の恐ろしさ。それこそ“unpresidential”の烙印を押されてしまうこともあるのかもしれない。 【渡邉哲也】 作家・経済評論家。1969年生まれ。日本大学法学部経営法学科卒業。貿易会社に勤務した後、独立。複数の企業運営などに携わる。大手掲示板での欧米経済、韓国経済などの評論が話題となり、2009年『本当にヤバイ!欧州経済』(彩図社)を出版、欧州危機を警告しベストセラーになる。内外の経済・政治情勢のリサーチや分析に定評があり、さまざまな政策立案の支援から、雑誌の企画・監修まで幅広く活動を行っている。 著書に『パナマ文書「タックスヘイブン狩り」の衝撃が世界と日本を襲う』(徳間書店)『「お金」と「経済」の法則は歴史から学べ!』(PHP研究所)『貧者の一票 グローバル経済の崩壊と連鎖する無血革命』(扶桑社)など多数。 <文/日刊SPA!取材班 協力/渡邉哲也>
1
2
3
貧者の一票 グローバル経済の崩壊と連鎖する無血革命

世界は革命期に突入した!



【アマゾンキャンペーン実施中】
◎キャンペーン期間
2016年12月22日(木)12:00~2016年12月27日(月)12:00の間

◎特典内容
Amazonにて渡邉哲也著「貧者の一票」をご購入されたお客様全員に、キャンペーン特典音源として
「2017年 世界経済と無血革命 今後の予測」
FILE 001「2016年世界情勢総括」10分
FILE 002「2017年世界情勢予測」9分
FILE 003「レッドパージ考察」14分
を差し上げます。

Amazonにて「貧者の一票」をご購入後、下記の特設サイトにて
・氏名
・メールアドレス
・Amazonで購入した時に発行された17桁の注文番号
をご入力の上、送信ボタンを押してください。
https://reg26.smp.ne.jp/regist/is?SMPFORM=nek-ndoem-bf56ff007a3e361020ae3187c0de9457

送信していただいたメールアドレスにダウンロードURLをお送りします。
※本キャンペーンは、Amazonとは一切関係がございません。Amazonへのお問い合わせはお控え下さい。また、音源ファイルはMP3形式となります。スマホ、PCなどお持ちの再生機でご視聴ください。

◎渡邉哲也公式サイト
http://www.watanabetetsuya.info
おすすめ記事