関西人が語る「もんじゃ焼き」への違和感
「食べログランキング不正操作」。この騒動で名前が挙がったのが、東京・月島。約60店舗が軒を連ねる、“もんじゃ焼きの聖地”だ。ここで、2店舗が不正操作を依頼していたことが発覚し、さらに他の店舗にも疑惑が広がっている。
そもそも、粉モノ文化の雄・大阪では、もんじゃ焼屋のことをどう見ているのだろうか。大阪の有名お好み焼きチェーンの店長に、もんじゃへの印象をきいてみた。
「もんじゃは嫌いじゃないし、最近では大阪でも食べられる店も増えています。でも、東京の場合、もんじゃは特別な存在ですよね。大阪のお好み焼きは、日常食ですから。毎日のように食べても飽きないという人がたくさんいます。だから、たくさん店があってもやっていけるし、価格も安くて大丈夫。でも、もんじゃは毎日食べるものじゃないでしょ? それじゃ安くはできませんよ。ステーキと一緒ですわ」
ちなみに、お好み焼きももんじゃも、東京では客が、大阪では店員が焼くの一般的だが……。
「それも日常食かどうかの差だと思います。友達や家族と行ってわいわい非日常を味わうなら、自分たちで焼くのが楽しいでしょ。でも、年中食べるのに、『なんでわざわざ自分で焼かなあかんの?』ってこと。カネ払って店行って、自分で調理するほどアホらしいこともない。大阪でも自分で焼きたいという客もいますけどね」
取材・文/鼠入昌史(オフィスTi)
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