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自転車でサッカー!? 見事なタイヤさばきでボールを操る「サイクルサッカー」がスゴい

 「サイクルサッカー」というスポーツをご存知だろうか? その名のとおり、自転車に乗り、ボールを操ってゴールを狙うのだが、決して新興競技ではない。実は戦前から存在し、国際大会も行われている由緒正しい種目なのだ。

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 とはいえ、現在日本での競技人口は約500人。生で目にすることはおろか、名前自体耳にすることがないのが現状だ。そんな幻のスポーツとも言えるサイクルサッカーのクラブチームが存在するということで、東京都立川市にある「たちかわ創造舎」に足を運んだ。

戦前から存在する由緒正しいスポーツ


 廃校を利用し、ドラマのロケ地やワークショップとして利用されているたちかわ創造舎。この体育館を拠点としてサイクルサッカーを行っているのが、たちかわサイクルサッカークラブだ。世界選手権の日本代表、東アジア大会金メダルなど、輝かしい経歴を持つ、チーム代表の松田鋼氏に話を聞いた。

「諸説ありますが、もともとはヨーロッパが発祥のスポーツ。馬術競技のポロができない人たちが、自転車に乗って始めたのがキッカケです。特に人気があるのはドイツ語圏。現在はオーストリアが世界王者で、スイスなども強豪国ですよ。公用語もほぼドイツ語です。日本の強さは、15~20か国中、ちょうど真ん中あたり。ただ、アジア圏ではダントツに強いです!」

日本代表歴もある松田鋼氏のシュートは切れ味鋭い

 試合は2人ずつのチームに分かれ、11×14mのコート上で、7分ハーフで行われる。ボールの大きさは17~18cmで、重さは500~600g。パッと見ではフットサルのような印象だ。もちろん、自転車に乗っているところ以外は……。

 キーパーは決まっておらず、自陣のゴールエリア内に入った選手が手を使うことができる。ただし、守備側の選手が2人とも自陣のゴールエリアに入るのはファール。また、攻撃側の選手がボールのないときに相手コートに入ってしまうとオフサイドとなる。さらに過酷なのが、足をついてはいけないというルール! これは地味に難しそう。

「基本的な動作ですが、まずは手放しの状態で静止したまま立つ『スタンディング』。早い人なら1日でできるようになります。そのほか、自転車の走法に関しては、『ターン』、『バック』、そして(ブレーキ機能が付いていないので)ドリフトするような形の『ブレーキ』ですね。ボールを扱う動作では、前輪を少し持ち上げてタッチする『トラップ』、前輪の後部で打つ『シュート』がベースになります」

専用車はハンドルが縦に伸び、サドルが車体と並行に位置しているのが特徴的

 競技用の自転車はハンドルが縦に伸び、サドルがフレームと並行にかなり後方に位置する専用車。お値段は10万~30万円弱と初心者にはハードルが高いが、こちらのクラブでは無料で貸出も行っているそうだ。

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真っすぐ走るだけでもひと苦労

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【サイクルサッカー ドンタコスマツヨシカップ】
開催日時:2017年4月30日(日)10:00~15:00
会場:たちかわ創造舎 体育館(入場無料)
主催:たちかわサイクルサッカークラブ
http://komunich.wixsite.com/tachikawa
共催:たちかわ創造舎
協賛:マツヨシ産業株式会社





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