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明暗わかれる欧州のワクチン事情。不正接種問題や再びロックダウンも

連休後に感染者増で再びロックダウン

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写真はイメージ

 ワクチン接種によってイギリスなどは順調に感染者数が減っていると言われているが、ワクチン接種が始まったもののコロナショックが再び押し寄せている地域も欧州にはある。日本でも第4波が到来していると言われているが、ワクチン接種や各自治体の対応など、同じ轍を踏まないにはどうすればよいのだろうか。  日本でも再び感染者が急増している新型コロナウイルス。変異株の出現や、東京五輪を見据えた政府の及び腰な対策、自粛疲れなど要因はさまざまだが、「いったい、いつ終わるのか」とウンザリしている読者の方も多いだろう。  筆者が滞在しているポーランドでは、すでにワクチンの接種が開始されており、春の訪れとともに大型商業施設や映画館が再開するなど、事態はようやく好転するかと思われていた。ところが、そんな春の陽気は何処へやら。イースター(復活祭。キリスト教ではクリスマスに並ぶ祭)を挟んで、連日1万人近くの感染者が発生し続けている。  この危機的状況を受け、一時再開していた施設は軒並み閉鎖になり、あっという間に本格的なロックダウンとなってしまった。

予約が殺到でサーバーがダウン

 そんなポーランドでは日本同様、高齢者からワクチンの接種がスタートしており、筆者の周りでも「親が受けてきた」という声はよく聞く。これでようやく一安心……かと思われたが、接種開始後もトラブルは絶えない。  まずは政府の杜撰な対応だ。ポーランドでは生まれ年の順に、段階的にワクチン接種の申し込みを受けつけていたが、4月1日、突然受け入れる年齢層を大幅に拡大。よりにもよってエイプリルフールの日であったことから、国民の間でも「悪い冗談か?」との声が挙がっていたが、案の定予約が殺到しサーバーがダウンしてしまった。  また、国民の対応が混乱を増大させるケースもあった。首都・ワルシャワの国立競技場では、指定された時間よりも早くワクチンを接種しにきた高齢者が、屋内駐車場などの待機列に殺到。ソーシャルディスタンスを取るどころか、すし詰めの状態で数時間待つケースもあったという。こうしたすし詰め状態がクラスターを生んだのでは……とも囁かれているのである。
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反ワクチン論が再熱
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