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東欧で人気の日本食のお味は?寿司に生肉、天ぷらに山椒、餃子はポーランド風etc.

普通のスーパーにも日本食材が並ぶ時代に

海外の和食

ポーランドの日本食店のメニュー。なんとなく和食感が伝わってくる

【画像をすべて見る】⇒画像をタップすると次の画像が見られます  いまや、世界中で味わうことのできる日本食。「スシ」や「テンプラ」といった言葉は、海を越えて共通語として通じるほどポピュラーになっている。特にイギリスではカツカレーが大人気で、もはや“イギリスの国民食”とも言われている。筆者が住んでいる、東欧・ポーランドのトルンでも、人口20万人ほどの都市に5〜6軒の日本食レストランがひしめき合っており、その人気の高さがうかがえる。  しかし、ひとえに日本食といっても、味や「らしさ」は店によってまちまちだ。首都ワルシャワの高級レストランで日本食を食べたことがあるが、庶民にはとても手が出ない値段のわりに、肝心の味は完食するのに苦労するほどの低レベル……。  以来、海外での日本食は敬遠していたが、現地の友人から「本当に美味しいから!」と太鼓判を押され、「東欧の和の味」にチャレンジしてみることにした。  大型スーパーや輸入食材店では、いわゆる日本人がイメージする米や海苔、醤油やワサビ、そばやうどんなども手に入るようになっている。そのため、昔に比べれば食材ひとつとっても、クオリティは上がっているはずだ。ちなみに米に関しては独特の表記がされており、「白米」と表示されているものは、たいてい東南アジア系の細くてパサついたもの。丸くて粘り気のあるものは「寿司用」と書かれている。はたして、気になるお味は……。

餃子の中身はポーランドの国民食!?

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ポーランド「ドム・スシ」の餃子。確かに外見は餃子的である

 まず、チャレンジしたのは「ドム・スシ」(※直訳すると寿司家)の餃子と天ぷら。餃子は日本食じゃないというツッコミはさておき、メニューには刺身や唐揚げといったお馴染みの料理から、「ハラペーニョのタタキ」や「海老ワカモレ」といった創作料理まで並んでおり、写真を見る限りではどれも美味しそう。  さっそく、餃子から味見してみると……。なかなか、美味しい! が、いくつか気になる点も。まずは梅干しの入ったタレだ。「甘じょっぱい」と言えば聞こえはいいが、甘〜いタレと梅干しの組み合わせは、醤油やラー油、お酢やオーソドックスな餃子のタレに慣れた舌には、あまりにも甘すぎる……。「寿司家」という家系の名とは裏腹に、タレの味は完全にスウィーツだ。
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餃子の具は見た目以上に美味い。日本でよく見られる餃子の具よりも茶色が濃いのが特徴。具材の味はポーランドの国民食ピエロギとそっくり

 もうひとつ気になったのは、餃子に入った鴨肉の質感。肉々しく、食べ応えもあるのだが、どうも質感がしっくりこない。どこかで味わったことがあると記憶と辿ると……コレ、中身はピエロギではないか。挽き肉なのはたしかだが、それを通り越して食感はペースト状に近い。まさに餃子の皮を被ったピエロギである。  ちなみにピエロギとはポーランドの国民食。挽肉にキノコ、チーズ、ザワークラフトなどを混ぜた具を小麦粉で作った生地で包んで焼く餃子のようなものだ。
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握り寿司や生ものは、まだまだ普及せず
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