「’90年代後半から’00年代初頭の女性たちが一番エロかった」アダルトメディア研究家・安田理央
では、改めて振り返ると、いつの女性たちが一番エロかったのか。
「’90年代後半から’00年代初頭、風俗嬢が脚光を浴びるフードルブームなどがあり、性への好奇心が旺盛で、あっけらかんとした女性が多かったです。僕がカンパニー松尾さんと大阪で素人ナンパAVの撮影をしたときも、最初は渋っていたコが次第にノってきて、最終的に4Pさせてくれたりしたのも、当時の“明るいエロ”の象徴のようで印象に残っています」
アダルトメディアの趨勢との関連性からも、その時代の価値観を窺い知ることができる。
「ギャル系のアダルトコンテンツの勃興、そして、それに連なる痴女ものブームがまさに始まろうとしていたのもまさにこの時期。あの頃は素直でエロいコがたくさんいた、本当にいい時代でした」
★女の最発情期
女性が最も大らかに性の悦びや快楽を享受していた’00年前後
【安田理央氏】
アダルトメディア研究家。’80年代中盤からフリーライターとして活動。近著に『痴女の誕生 アダルトメディアは女性をどう描いてきたのか』(太田出版)など
取材・文/「ボクらが愛したエロい女」取材班
― ボクらが愛したエロい女29年史 ―
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