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【後輩を叱れない30代】は問題あり

小宮謙一氏

小宮謙一氏

 SPA!はこれまで、20代~30代にアンケートを行い「職場で嫌いな20代の言動」を報告してきた。それらを読んだ20代のなかには、「もしかしたら俺も嫌われているのか!?」と、自分の行動に重ねて落ち込んでいる人がいるかもしれない。

 では、嫌われない20代になるにはどうしたらいいのか? これまで2万人以上の面接経験を持ち、ラジオ番組でもパーソナリティを務める“伝説の人事部長”小宮謙一氏に聞いた。

「今の20代くらいの人たちのなかには、好かれるというのは媚びを売ることだと考えて、どこか斜に構えている人もいるようですね。そこは逆に考えてみろと。そんな斜に構えてムスッとしたヤツと仕事したいかというと、嫌でしょ? 好感度の高い、人当たりのいいヤツと仕事したいと考えるのが自然なんです。だったら好かれるようになりなさいと私は言いたいですね。では、好かれるようになるにはどうすべきかというと、まずひとつは人に感謝すること。人に感謝すれば人に優しくなれる。人に優しくなれれば、おのずと好かれます。もうひとつは頑張るという気持ちを表明し、やる気を持つこと。そしてそれらをきちんと見せることが大切ですね」

 確かに今回挙げた20代の嫌われる行動にはやる気のなさに端を発しているものが多い。小宮氏曰く、やる気さえあれば育てられるから上司からは好かれるし、やる気があれば失敗しても周りは許してくれて、同僚からも好かれるという。

 そんなのは当然の話だろ、と思うかもしれないが、リストラの最たる対象はやる気のない人間、頑張れない人間なので、軽視しないほうがいいだろう。

 一方、会社内に嫌いな20代がいる、という30代会社員に対しても、小宮氏は「問題あり」と指摘している。

「そもそも20代が嫌いとか言って、陰でこそこそ言っているだけというのが私にはよくわからないですね。嫌いな20代がいるなら、なぜ叱らないのか? というのも、例えば取引先に対して挨拶がちゃんとできなければ仕事に支障を来すことになるのだから、普段から挨拶できない人間は叱らないとダメなんです。まあ、できる人であれば、20代後半に部下を持った時点で上や大きな相手と闘わなきゃならないので叱ることを覚えるんですよね。つまり30代で叱れない人は性格がいいんじゃなくて、大した仕事をしていないと認識したほうがいいですね」

 身につまされる話である。

【小宮謙一氏】
クレディコム代表。ラジオ番組『伝説の人事部長』(TOKYO FM 毎週金曜日19時~19時25分)パーソナリティ。著書に『結果を出す人の[20代]のすごし方』(大和出版)

取材・文/上野充昭 小山田裕哉 黒田知道 柴崎卓郎 山脇麻生 撮影/細見里香 山田耕司(本誌) モデル/霜田明寛 
― [嫌われる20代]の特徴【11】 ―

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