【アニソン紅白2011】(3)大トリはMIQ&串田アキラ、勝敗は?

← (第二部)復興支援コーナーで「ギャバン」熱唱!

  出演アーティストが勢揃いしてカウントダウンを迎え、新年一曲目として三森すずこ、徳井青空、佐々木未来、橘田いずみからなる声優ユニット・ミルキィホームズのヒット曲「正解はひとつ!じゃない!!」が華々しく登場。会場内のサイリウムも一段と輝きを増した。アニソン以外の一般曲も数多く発表するスリーピースバンド・サクラメリーメンも登場し、「プリキュアシリーズ」を数多く歌った池田彩・工藤真由によるプリキュアソング3連発、そしてきただにひろしによる下関からの中継ライブとなった「ワンピース」新主題歌「ウィーゴー!」など、年をまたいでの長時間ライブはボルテージを高めた。畑亜貴・作詞による「シアワセは月より高く」を美郷あきがしっとりと歌えば、谷本貴義が定番となった「Dragon Soul」で会場内をドッカンドッカンと盛り上げる。

アニソン紅白2011,カウントダウン

出演者全員でカウントダウン!

 もはや紅組も白組もどちらが優勢かなど、誰もこだわらなくなるほどアニソンの魅力を披露し、米倉千尋が新境地とも言うべき「ぱんでみっく!」を歌い踊れば、川添智久・松原剛志・松本梨香のユニットが未発表曲である「WIN THE BATTLE」をクールに魅せた。そして迎える“大トリ”では、紅組から「鳥取戦士サキューンのテーマ」でMIQが、白組からは「ガツガツ!!」で串田アキラ、と両キャプテンが登場し、お互いソウルの限りステージを駆け抜け、紅白戦のラストに相応しい実力をみせ、結果発表を迎えた。

アニソン紅白2011,観客席投票

紅白のバンダナを掲げて観客席投票が始まる。果たして勝負の行方は?

 審査委員と会場の投票により、今回は微差で白組の勝利となったが、ライブを見た誰もが「どちらも勝利、強いて言えばアニソンの勝利!」と思わざるを得ない熱い心のこもった3時間半に及ぶライブ。そのラストはアーティスト全員による「強さは愛だ」(宇宙刑事シャリバン・エンディングテーマ)の合唱で幕を閉じた。この歌に込められた「俺たち仲間さ!」という想いは会場内はもちろん、大晦日から元旦まで生放送されたスカパーの放送を観た方にも伝わったのではないかと信じている。

  日本が誇るアニメソングという一大音楽ジャンルは年を重ねるごとに進化を遂げ、その高い音楽性はもはやアニメファンだけではなく、一般の音楽ファンにも認知されることとなったが、今回の「アニソン紅白」というスタイルを得て、よりその懐の奥深さ、そして歌の持つ力を感じることが出来たのではないだろうか? 2012年はまだスタートしたばかりだが、今年の年末にも素晴らしいアニメソングを集結させ、よりパワーアップしたイベントへ成長してほしいと思う。

【キムラケイサク】
映像作家兼アニメ特撮関係ライター。主な著書として『アニメソング解説読本・アニソンバカ一代』などがある。おたくトークユニット「おたく酒」として数々のアニメイベントをプロデュース。東中野にてアニソンBAR「44sonic」のマスターも務める。http://www.44sonic.net/ Twitter ID=@keisaku




おすすめ記事