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注目の激安4万円以下「ノートPC」3選 お値段以上間違いなし!

「安物買いの銭失い」にならない、高コスパマシンを厳選紹介

ドスパラ/Altair VH-AD3L

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 先日、ディスカウントストアのドン・キホーテが、1万9800円という激安ノートPC「MUGA ストイックPC」を発売し、話題を呼んだ。 「ドン・キホーテは低価格の戦略商品を次々に発売しており、液晶テレビは数週間で売り切れるほどの人気でした。ただ、『MUGA』のほうは話題にはなったものの、液晶テレビほどのヒットにはなっていないようです」(ITライター・コヤマタカヒロ氏)  というのも、スペックが相当に抑えられていたからだ。CPUは廉価版PCに搭載されるAtom x5-Z8350。ストレージはスマホよりも小さい32GB。 「ディスプレイは14.1インチながらフルHDと頑張っていますが、やはりネックなのはCPUの非力さや、ストレージとメモリの小ささ。フリーズするほどではありませんが、複雑な作業には向いていないので、メインのPCとして購入すると若干の不幸を感じるかもしれません。マニアが遊ぶ分には面白い製品なんですけどね」  価格とスペックのバランスは難しいところ。ただ、2~3万円台の製品は各メーカーから発売されており、注目のジャンルでもある。 「最低限のスペックでパーツ代を抑えるのはもちろんのこと、OSであるウィンドウズ10のライセンス料が割安なことも、低価格化に貢献しています。数年前にネットブックが流行した頃は、CPUのAtomやセレロンが非力だったため、高画質動画の視聴などに支障が出るケースもありましたが、現在は低価格CPUの性能が底上げされているので、ネット閲覧や動画視聴、ビジネスソフトといった一般的な用途には耐え得るでしょう。ストレージは64GB以上、メモリは4GBを目安にするのがポイントですね」  一方、注意点としてはキーボード回りの仕様などが挙げられる。 「グローバルモデルをそのまま販売するものが多く、英語キーボードでエンターキー回りの配置が独特だったりします。キータッチがペナペナした製品も散見され、PCに慣れたユーザーだと不満を感じるかも」  ストレージにフラッシュメモリを採用した製品も多い。 「ベンチマークテストではSSDとの差が大きく、弱点に挙げるマニアもいます。しかし体感ではほぼストレスを感じないはずですし、HDDよりは圧倒的に速い。むしろ注意すべきは容量。『ウィンドウズアップデート』の際、32GBでは容量不足でエラーになるケースが報告されているためです」  とはいえ、注意点を見極めればお買い得製品が充実しているのも事実。モバイルマシンから自宅用の大型ノートまで守備範囲も広い。今回紹介の3機種なら、お値段以上の実力を実感できるはずだ。
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軽量ノートにフルHD液晶タイプも低価格!
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