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キーボード上部にディスプレイ!?「ZenBook Duo」の使い心地をガチレビュー

2021年4月21日、ASUSはセカンドディスプレイを搭載する14型ノートPC「ASUS ZenBook Duo 14 UX482」(以下「ZenBook Duo」)を発表した。なんと、キーボードの上部にもディスプレイを搭載しているのだ。今回、発表に先駆けてテスト機をお借りできたので、早速レビューしてみた。
ASUS ZenBook Duo 14 UX482

「ASUS ZenBook Duo 14 UX482」を速攻レビュー!

タッチ対応の2つのディスプレイ

「ZenBook Duo」はマグネシウムとアルミニウム合金製のシャーシを採用しており、どっしりとした手触り。ディスプレイを開くと、セカンドディスプレイである「ScreenPad Plus」が現れる。前モデルの「UX481」も搭載していたが、新モデルの「UX482」では「ScreenPad+」も7度チルトするようになっている。さらに見やすくなっているうえ、空気の流れがよくなり、冷却性能も上がっている。  メインディスプレイは14型ワイドで、解像度は1920×1080ドット。「ScreenPad+」は12.6型で1920×515ドットとなる。ベゼルは横4mmと超狭額となっており、画面占有率は93%と高い。キーボード上部に「ScreenPad+」を配置したので、タッチパッドは右側に搭載している。ちなみに、ディスプレイはどちらもタッチ対応だ。  本体のサイズはW324×D222×H17.9mm、重量は1.6kgと「ScreenPad+」というギミックを搭載している割には、薄いし軽い。剛性感もあるし、高級感もまとっている。ちなみに、耐久性はUSミリタリーグレード。落下や衝撃、耐震、高度、高湿度などのテストをクリアしている。
ZenBook Duo

タッチパッドは右側に配置。キーボードは87キー日本語配列になっている

ZenBook Duo

エルゴリフトヒンジデザインにより、「ScreenPad+」がチルトする

「ScreenPad+」の使い勝手は?

 無線LANが最新の.11acやaxに対応するとか、USBはType-AだけでなくThunderbolt 4のType-Cも搭載するとか、microSDメモリーカードリーダーも用意しているなど充実の装備だが、気になるのはやはり「ScreenPad+」の使い勝手だろう。 「ビューマックス」モードにすれば、メインディスプレイと一続きに「ScreenPad+」を利用できる。一般的なデュアルディスプレイのような使い方で、もちろん狭いよりは広い方が見やすい。とは言え、この使い方だけなら、もっと大きなディスプレイサイズのPCを買えばいいだけ。
ZenBook Duo

「ビューマックス」モードで画面を大きく利用できる

「ScreenPad+」にはメインディスプレイとは異なるウィンドウを表示することで真価を発揮する。ウィンドウをドラッグして少し動かすと、アクションメニューがポップアップする。「ビューマックス」を選べば2画面を使った全画面表示になり、「アプリスイッチャー」を押すとディスプレイを移動する。ウィンドウサイズは移動先のディスプレイに合わせたサイズに最適化されるので微調整は不要。  例えば、「ScreenPad+」に資料を表示し、メインディスプレイで原稿を執筆するといった使い方ができる。どちらもタッチ対応なので、紙をめくるようにスクロールできる。  さらに、大きく表示するアプリをチェンジしたいとき、いちいちウィンドウをドラッグする必要はなく、タッチパッドの上にある「タスクスワップ」キーを押せばいい。一発で上下が入れ替わるのは楽だ。
ZenBook Duo

ウィンドウをドラッグするとアプリスイッチャーが現れる

ZenBook Duo

ディスプレイを使い分けられるのが便利

ZenBook Duo

「タスクスワップ」キーで上下のウィンドウを交換できる

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好みのレイアウトで快適な操作感
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お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「リカーライブラリー」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる

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