「なんでも屋」は本当になんでもやってくれる!? ナンパの付き添い、イベントのサクラ、風俗嬢からの依頼も
あなたの街にひとつは存在するであろう「なんでも屋」。古くは「万屋(よろずや)」と呼ばれ、依頼がきたらひと通りなんでもこなす業者のことを指す。某所のなんでも屋のホームページには、依頼はペットの世話や雪かきといったちょっとしたお手伝いから、結婚式の友人役や遺品整理など変わったものまで受けていると書いてある。だが、これはほんの一例。実は、このなんでも屋には、表では話すことも憚られるような依頼がくることもあるらしい。今回は、従業員に話を聞くことができた。
「弊社には、もともと依頼主と体を接触してはいけないというルールがありました。でもあるとき、新人が老人にマッサージを頼まれて。その是非を社内で協議した結果、『マッサージはしてもいい』というルールが新たに追加されました。これを機に、なんとなくエロい感じの依頼でもアリという流れになったんです(笑)」
なんと、依頼主の体に触れるマッサージだけではなく、ときには明らかに下心満載の依頼を受けることもあるというのだ。果たして、どんな内容なのか。40代のスタッフ(イケメン!)が実際にこれまで経験した、ちょっと変わった依頼を紹介しよう。
依頼主は40代の独身男性。依頼内容は「一緒にナンパをしてほしい」というもの。彼は本気で結婚を考えており、行き着いた先がナンパ塾へ通うことだったそう。そして数十万円をかけて学んだナンパ術を試すため、この度ナンパの付き添いを依頼してきたのだ。
「ナンパは二人一組で行うのが鉄板。でも、彼の周りに同世代の独身がいないため、なんでも屋に頼ることにしたそうです」
ナンパした相手と結婚!? というツッコミはさておき、なんでも屋がそこに深入りしてもしょうがない。スタッフは依頼主とさっそく銀座のコリドー街に繰り出し、二人組の女性を物色した。ターゲットの女性を見つけたら声をかけて、依頼主がタイプな人は依頼主が、もう1人の女性にはスタッフが相手をする。
「ただ、40代の男性が急に話しかけてきたら怪しさは拭えないですよね。ナンパが成功したのは、声をかけ続けて3時間経ったころでした。ナンパって途中で心が折れるから意外と大変でしたよ」
こうして男女4人で近くのバーに入り、みんなで自己紹介。彼女たちは20代後半で彼氏はナシ。話はそこそこ盛り上がり、連絡先を交換した。依頼主に後日談を聞いたところ、残念ながら彼が気になった女性と交際に発展することはなかった。当たり前だが、ナンパで交際や結婚へこぎつけるのは難しいもの。しかし、スタッフにはもう1人の女性から時たま連絡がきて、ちゃっかり食事に行く仲になったのだという。
依頼1、40代独身男性と銀座で路上ナンパ
1
2
この記者は、他にもこんな記事を書いています
ハッシュタグ