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妻と離婚して良かったと思う38歳男性「世間体を考えて我慢するよりは…」

結婚して家庭を築いた人たちは、独身という自由を捨てた代償に幸せを手に入れたのだろうか? 30~45歳のサラリーマン300人を対象に編集部でアンケートを実施すると、6割以上の男性が「離婚したいと思ったことがある」という結果に。「結婚継続よりマシ」の幸福論。離婚を推奨するわけではないが、「離婚で救われた」男の事例を元に、「自分の結婚に間違いはなかったのか?」を見極めていく。
離婚に踏み切った38歳男性

「キレイ好きの妻にDVDと古本を捨てられたのも離婚の大きな決め手ですね。理由としてはショボいんですけど……」(市川さん)

世間体を考えて我慢するより、心の自由さを優先して離婚

…市川憲一さん(仮名・38歳)・年収450万円 結婚3年目に離婚  20代の頃から交際していた女性と30代半ばで結婚した市川さん。お互いのことを知り尽くしていたつもりだったが、一緒に生活してみると相容れない部分が目につき、すぐに夫婦仲は険悪になった。 「お互いに一人暮らしが長かったこともあって、家事一つとってもやり方が気に食わないんです。そうしたボタンの掛け違いで、結婚からわずか2年で離婚話が持ち上がりました」  しかし離婚までには1年以上の時間を要した。 「浮気、借金など、はっきりした原因があると離婚に踏み切りやすいんですけど、特に大きな理由もない。世間体も考えてズルズルと離婚を引き延ばしたんです。でも一度、気持ちが変わってしまうと駄目ですね。同じ空間にいるだけで息苦しくなるし、ちょっとした会話でケンカになるんです」 離婚イメージ 後腐れのないようにと夫婦で購入したマンションは元妻に譲り、離婚後は賃貸アパートで一人暮らしを始めた。 「マンションのローンも残っているし、決して生活は楽じゃないですけど、気分的には解放感でいっぱいです。元妻はキレイ好きで、僕の趣味である古本と音楽DVD収集を快く思っていなかったんですけど、今は気兼ねすることもないですからね」  我慢を重ねてうつになるリスクを考えたら、結婚に見切りをつけるのが正解なのかもしれない。 ― 不幸な結婚 幸福な離婚 どっちが得か? ―
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