更新日:2022年12月30日 10:33
恋愛・結婚

メンヘラ美女の恐怖!会社にとんでもない妄想FAXを毎日送られ…

「無理やりやられた」という妄想FAXが、会社に次々と…

 ところがその後、会社に、とんでもない内容のFAXが次々と送られてきたという。 「レイプされたとか、窃盗されたとか、酒を無理やり飲まされたとか、しまいにアレが下手くそだとか、あることないこと、FAXされたんです。課長に会議室に呼び出されて事情を聴かれたので、正直に答えましたが、既に会社中の笑いものになっていました」 ファックス 妄想に駆られた女にひっかかってしまったことを同情してくれる同期もいたが、毎日のようにFAXを送られる内村さんは、いたたまれなくなって、警察に相談した。だが事件性がないとわかると、手の施しようがないと言われた。 「名誉棄損に当たるかもしれないから、弁護士に相談したほうが良いと同期がアドバイスをしてくれたので、まずは住まいの区に設置されている無料弁護士相談にもちかけようとした矢先に、とんでもない内容がFAXされてきました」

ついに自殺予告と遺書がFAXで届いた!

 それは自殺予告と遺書だった。バーでお酒を飲まされたあげく内村さんに騙され、マンションに押しかけられて行為を強要され、ヘタクソだったうえに、心身ともに傷つき、死ぬしかない…という文面だった。 「冗談じゃないよ、クソ女!と怒りで叫びたくなる半面、本当に自殺してしまったらどうしようという怖れで、パニック状態になりました。課長がすぐに警察に通報してくれたので、FAXを渡すと、警察が動いてくれたんです」  警察が彼女のマンションを訪ねると、ピンピンして出迎えたという。自殺予告も遺書もでっち上げで、全てうそだったことが判明した。 「警察から聞いた話ですが、彼女は精神科の薬を常用していたそうです。裏表のあるモデル業界で疲れて、精神を病んでいたのかもしれません」  この一件が狭い業界内で語り草になって、笑いものにされてしまった内村さん。今は別の業種に転職し、前の業種の関係者と縁を切ることになったそうだ。<取材・文/夏目かをる> ― オレ史上最悪の恋愛体験 ―
コラムニスト、作家。2万人のワーキングウーマン取材をもとに恋愛&婚活&結婚をテーマに執筆。難病克服後に医療ライターとしても活動。ブログ「恋するブログ☆~恋、のような気分で♪
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