更新日:2018年08月13日 13:21
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痛風を引き起こす危険な食品 要注意はプリン体だけじゃない

 日本で販売されている食品に対して無意識に“安全神話”を感じている人も多いだろう。しかし、世に流通している食材の中身は、実は日本人の知らない危険な物質が含まれている。悪質な添加物まみれの輸入食品に、生活習慣病を招く日本食……。明日の健康を守るのは、自分自身だ!

痛風:プリン体よりも糖と質の悪い油による体内の炎症が引き起こす

質の悪い油

プリン体は肥満になって尿酸値を高めるが、ダイレクトに体内を炎症させる質の悪い油のほうが痛風には悪いとされている

 乱れた食生活が元凶となる病気といえば痛風(高尿酸化血症)だ。関節が赤く腫れ上がり激痛が走り、発症すると一生涯にわたっての治療が必要となる。  その原因について、「プリン体以外にも発症源が存在することが最近判明しました」と、サイエンスライターの鈴木祐氏は明かす。 「従来は肉や魚に含まれるプリン体が分解されて尿酸になり、それが結晶化。関節に激痛が走るというメカニズムでしたが、これに加え、近年指摘され始めたのが砂糖や果糖、小麦、質の悪い油など。これらを過剰摂取することで体内に炎症を起こし、痛風になることがわかってきたのです」  具体的にはどのような食品なのか。鈴木氏が続ける。 「果糖で言えば清涼飲料水やコーラ、スポーツ飲料。また、オメガ6系オイル(大豆油やコーン油などの食用油)が大量に使用されたポテトチップスやスーパーの弁当も該当します。出荷の過程で油が酸化、体内の炎症に繋がるのです」  意外にも、体に良さそうなCMが多い“エナジーバー”も、過剰な摂取は避けるべきだという。
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炎症を防ぐなら小麦よりコメ
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