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本当は怖い大人のアレルギー。突然発症し、慢性的な疲れの原因に?

 中年を襲う意外と知られていない病気のリスク。第5回のテーマは「大人のフードアレルギー」だ。

「疲れた……」の原因はアレルギーかもしれない

疲れ

※写真はイメージです

 疲れ、イライラ、不眠などの不調を「いつものことだから」と放置しがちな働き盛り。しかし、「その不調はフードアレルギーのせいかもしれません」とは、栄養療法に詳しい宮澤賢史医師だ。  宮澤医師によれば、痒みや蕁麻疹が急激に起こる即時性フードアレルギーだけではなく、発症が遅くゆるやかに症状が続く「遅延型フードアレルギー」が存在するという。そして、大人になって突然発症するのが、この遅延型フードアレルギーの特徴だ。 「遅延型フードアレルギーが起こる原因は『腸』です。腸内環境がストレスやアルコールなどで乱れると、腸の壁に隙間が発生します。そうなると、小麦に含まれるガゼインや乳製品に含まれるグルテンが、未消化のペプチドという状態のまま血液中に漏れ出てしまうことも。これを体内の抗体が攻撃することで、さまざまなアレルギー症状が発生します」  遅延型フードアレルギーの症状は多岐にわたり、痒みや肌荒れだけでなく、場合によっては脳に影響を与えることもあると宮澤医師は警鐘をならす。

40歳以上でリスクが高まり、自覚症状もなし

「小麦由来のグルテンは、『グリアドーフィン』というモルヒネによく似たペプチドに変容し、人によっては脳に影響を与えます。これを“脳アレルギー”と呼ぶこともあります」  慢性疲労や憂鬱な気分は、じつは脳アレルギーの可能性がある。 「特に40歳以上になると、ガゼインやグルテンを消化する酵素の腸内での働きが悪くなります。それによって、徐々にアレルギー反応が出てくる。急性ではなく自覚症状がないので、発症していても気づかないケースも多いのが厄介です」  フードアレルギーといえば子供の病気と思い込みがちだが、大人にも発症するのだ。しかも脳に影響があると言われれば、対策をせずにはいられない。
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簡単に実践できるフードアレルギー対策
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