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モテる秋冬服はスーツより「ジャケット+パンツ」。女心をくすぐる重ね着テク

「平日はスーツ」というビジネスファッションの常識も今は昔。多様化が進んだ今、クールビズの対となるウォームビズ(11~3月)が市民権を得てきています。 ビジネススーツ それも上下同一生地のスーツではなく、ジャケットとパンツ(スラックス)を合わせたジャケパンというエコな装いで、ウォームビズをする人が増えています。  というのも、ニットセーターやジレと呼ばれるベストを合わせることで、体感温度にくわえ見た目に暖かみが生まれるからです。  そして、実は「ウォームビズを意図したジャケパンがモテる!」という報告を、クライアントであるアラサービジネスマンたちから耳にしております。  今回は『毎朝、迷わない! ユニクロ&ツープライススーツの上手な使い方』の著者が「秋冬のモテるウォームビズ」をお伝えします。

ウォームビズに潜むモテ要素

「なぜ、秋冬はジャケパンがモテるのか?」  その答えはジャケットとシャツの間に挟む「重ね着」にあります。スーツに比べ、上下半身の組み合わせを常に考えさせられるジャケパンでは、日頃からコーディネート意識が求められます。その結果、スーツのビジネスマンに比べ、「重ね着」を導入することに抵抗が少ないのです。
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 そして、この重ね着が女性心をくすぐると考える理由は、シャツに重ねたジレが、モテ職業の3B(バンドマン・美容師・バーテンダー)の一角であるバーテンダーのベストを連想させるからです。ジレとは、ジャケットとシャツの間に挟むベストを言います。  もちろん、スリーピーススーツと呼ばれるスーツスタイルであっても、ジャケット生地と同一で織られたベストがついています。ですが、スリーピーススーツの場合、購入時期にベストがついていなければ後から加えることはできません。  一方、ジャケパンでは、そもそも上下が異なるので「生地違いのベスト」を後から加えられます。こういうジャケパンは「アド(加える)ベスト」と呼ばれ、後づけが容易なのです。

女性の脳を刺激する!?ジャケパンの生地

 暖房が効いたオフィスではジャケットを脱ぐビジネスマンも多いでしょう。このとき、シャツ1枚の出で立ちよりも、ベストを合わせているほうがエレガントに見えることは言うまでもありません。秋冬のビジネスファッションでは「ベストを1枚挟む」というひと手間で印象が劇的に変わるのです。
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 ジャケパンのモテ要素はこれだけではありません。実は、生地の質感にその要素が見え隠れします。愛情ホルモンと呼ばれるオキシトシンという脳内物質を耳にしたことはあるでしょうか。  他人とスキンシップを取ることで脳から分泌されると言われるこの物質は、モコモコした手触り良いものに触れることでも分泌されると言われています。そういう意味では、スーツよりジャケパンの生地に軍配が上がるのです。 毎朝、迷わない! ユニクロ&ツープライススーツの上手な使い方
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視覚的にも好印象な「秋冬のジャケパン」
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毎朝、迷わない! ユニクロ&ツープライススーツの上手な使い方

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